矢沢永一氏は辛口の文芸評論家で関西大学文学部の名誉教授です。第10回で取り上げた作家
開高健氏の古くからの文学における同士、盟友でした。かつての日本病跡学会総会の特別講演で「小説家開高健とうつ」というお話を直接伺った事もあります。開高健氏は双極性障害でしたが、盟友の矢沢永一氏も双極性障害と思われます。双極性障害同士で、心の波長もあっていたように思います。お互いが良く理解できていました。今年の2月17日に「僕のうつ人生」(矢沢永一著、海竜社)という本が出版されましたので、早速読みこのコラムで「矢沢永一氏のうつの力」として紹介したいと思いました。 ケ セラ セラ<こころの季刊誌> |