不安の医学

−社会恐怖−

日 時
平成12年2月6日(日)
PM 1:30 〜 4:50
(開場 PM 1:00)

場 所
早稲田大学 国際会議場
井深大記念講堂

入場料
無料(先着500席)

 「社会恐怖」は日本では従来「対人恐怖症」といわれていたものにほぼ相当します。最近では「社会不安障害」とも呼んでいます。社会恐怖の患者さんは他人の前に出ると過剰に緊張し、頭の中が真っ白になり、発汗、震え、ほてり、こわばり、などの不安の身体症状を呈します。この身体症状のため、相手に無礼をしたとか、いやな感じを与えたのではないかとますます緊張し、悪循環におちいります。そして、他人を避けるようになり社会生活に支障を来すようになります。従来、このような「対人恐怖症」の患者さんが、精神医療を受けることは少なく、性格によるものと決めつけられたり、民間療法にゆだねられていました。しかし、最近の精神医学では、「社会恐怖」に真っ正面から取り組む研究が増加しており、これを病気として認め、積極的に治療しようとする傾向が強くなってきました。この講演会では、こうした視点から、この分野に詳しい先生方に「社会恐怖」についてわかりやすく話していただきます。

総合司会
東京大学医学部心療内科
久保木 富房教授

● PM 1:30 〜 2:00
「私の対人恐怖体験談」
司会/東京大学医学部心療内科
野村 忍助教授
山本 良信さん

● PM 2:00 〜 2:50
「なぜヒトはヒトを恐れるのか」
司会/早稲田大学人間科学部
坂野 雄二教授
広島大学副学長
生和 秀敏教授

● PM 2:50 〜 3:10
休憩

● PM 3:10 〜 4:00
「社会恐怖とは何か」
司会/国立精神・神経センター国府台病院
樋口 輝彦副院長
国立国際医療センター精神科
笠原 敏彦先生

● PM 4:00 〜 4:50
「社会恐怖の薬物療法」
司会/帝京大学医学部精神科
竹内 龍雄教授
医療法人和楽会
心療内科・神経科赤坂クリニック
貝谷 久宣先生


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