不安の医学

−PTSD〜人は傷つくとどうなるか〜

日 時
平成13年2月4日(日)
PM 1:30 〜 5:20
(開場 PM 1:00)

場 所
早稲田大学 国際会議場
井深大記念講堂

入場料
無料(先着450席)

 死ぬか生きるかの大事件に巻き込まれた後多くの人は心に大きな傷を負います。その傷はいろいろな身体的精神的問題として現れてきます。そのような身体的精神的問題を近年の精神医学は心的外傷後ストレス障害(PTSD)としてまとめています。PTSDは、米国でベトナム戦争後遺症を示す退役軍人に多くみられ研究が進みました。日本では、PTSDは阪神淡路大震災後マスコミを賑わせました。その後は、サリン事件の際にもよく話題になりました。また、このような社会的問題以外に、交通事故、虐待、暴行などにより個人的に悩んでいる人がいます。このような問題について、今回の講演会は、一般の人々にできるだけ分かりやすく、そして最新の情報を、この研究分野の本邦における第一人者によりお話いただきます。

● PM 1:30 〜 2:10
「PTSDとは何か」
司会/医療法人和楽会
心療内科・神経科赤坂クリニック
貝谷 久宣先生
東京都精神医医学研究所
飛鳥井 望先生

● PM 2:10 〜 2:50
「ストレスと脳−PTSDの脳内メカニズム」
司会/国立精神・神経センター国府台病院
樋口 輝彦先生
東京大学大学院医学系研究精神医学分野
加藤 進昌先生

● PM 2:50 〜 3:10
休憩

● PM 3:10 〜 3:50
「PTSDの行動療法」
司会/早稲田大学人間科学部
野村 忍先生
早稲田大学人間科学部
坂野 雄二先生

● PM 3:50 〜 4:30
「PTSDの新しい治療法−EMDR」
司会/東京大学医学部付属病院分院心療内科
久保木 富房先生
東京大学医学部心療内科
熊野 宏昭先生

● PM 4:30 〜 5:20
「PTSDの薬物療法」
司会/早稲田大学人間科学部
坂野 雄二先生
国立精神・神経センター国府台病院
樋口 輝彦先生


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