食酢で疲労物質(乳酸)の蓄積をストップ!
前々号のこの欄でパニック障害は乳酸が蓄積しやすい病であることを述べた。
パニック障害患者がよく訴える全身の疲労感や肩こりは、増加した乳酸がいたずらして起きると考えられているのジャ。
乳酸がタンパクと結合して筋肉にたまると筋肉がパンパンと張って肩こりや腰痛となって現れる。
前々号ではその予防策として乳酸が増える嫌気性解糖を抑え、乳酸を産生しない好気性解糖−すなわち、有酸素運動をするべしと伝えましたナ。
体を動かすとドキドキする運動嫌いの患者さんに朗報が入った。
食酢を摂るだけでク工ン酸回路が活発になり、乳酸の産生を抑えることができるのジャ。
しかも、食酢はできてしまった乳酸を分解する作用も持っていて、一石二鳥というわけジャ。
酢にはこのような疲労回復作用以外にも、食中毒の予防、肥満防止、高血圧の改善作用があるといわれている。
パニックの患者さん達!さあ、今晩から食酢を飲もう!
Que Sera Sera VOL.20 2000 SPRING
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