パニック障害とカフェイン カフェインはパニック発作を引き起こす物質であることはあちらこちらで言ってきた。コーヒー5杯分のカフェインを摂ると半数以上のパニック障害患者は発作を起こすことがわかっているのジャ。カフェインは脳内のアデノシンという神経伝達物質の働きをストップさせる作用がある。アデノシンはパニック発作を引き起こすノルアドレナリンのブレーキ役であるので、カフェインはパニック発作を誘引するのジャ。コーヒーよりもカフェイン含有量の高い紅茶を飲んでも発作が起きないのはなぜかという声を時々聞く。それはジャ! 表を見てくだされ。茶葉や豆の段階では、カフェイン含有率はコーヒーが1.3%と最も低い。しかし、カップー杯分に使う量が多いので、結果的に1回に飲む量のカフェインはコーヒーが一番多くなるのジャ。コーヒーの中でもエスプレッソやインスタントコーヒーは比較的カフェイン含有量は少ない。しかしジャ。油断してガブガブ飲みすぎると発作が起きるので用心用心! Que Sera Sera VOL.32 2003 SPRING |