第30回 ワークショップ 詳細

第30回 東京認知行動療法アカデミー ワークショップ

◆日時◆
2013年4月21日(日)
◆会場◆
早稲田大学国際会議場
〒169-0051
東京都新宿区西早稲田 1-20-14
◆テーマ◆
「 復職支援 」「 集団認知行動療法 」
申し込みは終了いたしました。


◆受付締切◆
2013年4月10日(水) までにご希望の回のページにある 申し込みボタン にてお申し込みくださいませ。
◆当日受付可能な講座◆
ございません。締切日までにお申し込みくださいませ。
◆受講資格について◆
受講できるのは、原則として、医師、臨床心理士、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、理学療法士、薬剤師、教員免許、学校心理士、産業カウンセラーの資格を持つ方か、心理学系の学部に在学中か卒業された方、心理系の大学院に在学中か修了された方です。
◆受講費について◆
受講料は1科目ごとに8千円です。
◆受講者数について◆
各科目とも先着順に受け付け、定員に達した場合は〆切とさせていただきます。
◆証明書について◆
受講された方には、1科目ごとに、受講証明書を発行いたします。
詳しくは、「研修受講証明書発行のご案内」をご覧ください。

ワークショップ プログラム

◆第1会場◆
テーマ別
ワークショップ
番号 時間 講義タイトル
形式 [定員] 講師
1 09:30~11:30 復職支援に認知行動療法を活かすコツ
講義
[定員50]
満席となりました
鈴木 伸一
早稲田大学人間科学学術院 教授 博士(人間科学)
2 12:30~15:30 復職支援をねらいとした集団認知行動療法の進め方:スタッフの関わりのコツ
ワークショップ
[定員50]
満席となりました
伊藤 大輔
金沢大学保健管理センター
大学院教育学研究科 助教
3 16:00~17:30 復職支援に必要な基礎知識と現場対応のポイント
ワークショップ
[定員30]
+10名
満席となりました
尾﨑 健一
株式会社ライフワーク・ストレスアカデミー代表取締役
臨床心理士
◆第2会場◆
テーマ別
ワークショップ
番号 時間 講義タイトル
形式 [定員] 講師
4 09:00~12:00 うつ病の集団認知行動療法
講義+ワークショップ
[定員30]
満席となりました
田島 美幸、岡田 佳詠、中村 聡美、谷口 須美恵
(独)国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター(田島)
筑波大学医学医療系保健医療学域(岡田)
NTT東日本関東病院精神神経科(中村、谷口)
5 13:00~16:00 パニック障害の集団認知行動療法
ワークショップ
[定員50]
清水 栄司
千葉大学大学院 医学研究院 認知行動生理学 教授
千葉大学大学院医学研究院附属子どものこころの発達研究センター長
6 16:30~18:30 社交不安障害の集団認知行動療法
ワークショップ
[定員50]
野口 恭子
医療法人和楽会 心療内科・神経科赤坂クリニック 臨床心理士

講師略歴

鈴木 伸一
早稲田大学人間科学学術院 教授 博士(人間科学)
◆略歴◆
1992年に早稲田大学人間科学部卒業後、東京女子医科大学心理士、綾瀬駅前診療所心療内科心理士、岡山県立大学保健福祉学部専任講師、広島大学大学院心理臨床教育研究センター助教授,早稲田大学人間科学学術院准教授を経て、2010年より現職。

◆学会活動◆
日本行動療法学会常任理事(広報委員長,副編集委員長)、日本認知療法学会幹事(常任編集委員)、日本行動医学会教育研修委員長、日本ストレス学会評議委員、日本循環器心身医学会理事(Webカンファレンス編集委員長)他、
◆専門領域◆
専門は認知行動療法、行動医学、臨床ストレス科学。最近の主な研究・実践活動としては,うつ病および不安障害の認知行動療法と復職支援,がんや心疾患をはじめとする重症身体疾患患者のメンタルケアとそのシステムの構築など
◆主な著書◆
主な著書として『実践家のための認知行動療法テクニックガイド』(北大路書房)、『うつ病の集団認知行動療法実践マニュアル』(日本評論社),『うつ病の行動活性化療法』(日本評論社),『社交不安障害』(金剛出版),『学校,職場,地域におけるストレスマネジメント実践マニュアル』(共編著)(北大路書房)、『慢性うつ病の精神療法』(医学書院)など
◆ワークショップ講師歴◆
東京認知行動療法アカデミー 第23回・24回ワークショップ 他
ワークショップ概要
復職支援に認知行動療法を活かすコツ
 復職支援プログラムとして認知行動療法が活用されるようになっている.しかし,職場復帰のための具体的な支援として認知行動療法を活用しようとした場合には,標準的(たとえば,厚生労働省の推奨するうつ病の認知療法・認知行動療法マニュアルなど)なプログラムのエッセンスに加えて,職場への段階的適応やストレス耐性の向上,さらには新しいワーキングスタイルの醸成などを念頭においてアプローチを工夫していく必要がある.
 本ワークショップでは,これらの復職支援に活かす認知行動療法のポイントを解説していきたい.なお,同日に開催される復職支援に関する他の2つのワークショップも合わせて受講することをお勧めしたい.
参考図書
「実践家のための認知行動療法テクニックガイド」 北大路書房
「うつ病の集団認知行動療法実践マニュアル」 日本評論社
「うつ病の行動活性化療法」 日本評論社
対象
特になし
伊藤 大輔
金沢大学保健管理センター
大学院教育学研究科 助教
◆略歴◆
2006年  徳島大学総合科学部人間社会学科 卒業
2008年  広島大学大学院教育学研究科博士前期課程 修了
2011年  早稲田大学大学院人間科学研究科博士後期課程 修了 博士(人間科学)
2012年  日本学術振興会特別研究員(PD)
現在    金沢大学保健管理センター / 大学院教育学研究科

◆著書・訳書◆
伊藤大輔 (2013) トラウマ体験者の外傷後ストレス症状に関する認知行動モデル 風間書房
伊藤大輔・鈴木伸一 2008 『キーワードコレクション 心理学フロンティア 』 「認知行動療法」,「ストレス対処」 子安増生・二宮克美(編)  新曜社
◆所属学会◆
日本行動療法学会、日本認知療法学会、日本心理学会、日本不安障害学会、日本トラウマティックストレス学会、日本ストレス学会、日本うつ病学会
ワークショップ概要
復職支援をねらいとした集団認知行動療法の進め方:スタッフの関わりのコツ
うつ病を背景とする休職者が増加しており,職場のメンタルヘルス対策において,復職支援は重要な課題とされています。そして近年では,うつ病に対して効果が実証されている認知行動療法への期待が高まっています。しかしながら,休職中の生活と職場復帰後の生活には乖離があるため,休職中にうつ症状が改善したとしても,職場復帰後にうつ症状が再燃したり,結果的に再休職に陥るケースも少なくないのが現状です。
このことから,うつ病休職者の復職支援には,うつ症状の改善のみならず,職場における人間関係の持ち方や仕事の上手な進め方など,うつ病発症の背景として存在しているストレスへの脆弱性や行動パターンの改善を視野に入れた関わりが重要であると考えられます。つまり,職場復帰という観点から考えると,①うつ症状そのものの改善,②日常生活を円滑に行うための社会機能の改善,③復職後のストレス場面で必要な機能回復,という3つの段階を考慮することで,効果的な復職支援を行える可能性があります。
本ワークショップでは,うつ病休職者の復職支援において有用であると考えられる上記の視点について解説を行います。そして,うつ病休職者を対象とした集団形式の認知行動療法や復職支援プログラムで使用されているテキストやワークを実践しながら,それらをより効果的に活用するためのスタッフの関わり方の工夫やコツについて紹介したいと思います。
参考書(推奨文献)
田上明日香・伊藤大輔・清水 馨・大野真由子・兼子唯・白井麻理・貝谷久宣・熊野宏昭・鈴木伸一 2012  うつ病研究の現状紹介 認知行動療法とリワークプログラム Depression Frontier, 10(1), 81-87.

尾﨑 健一
株式会社ライフワーク・ストレスアカデミー代表取締役
臨床心理士
◆略歴◆
早稲田大学大学院人間科学研究科修了 修士(人間科学)
秋田大学大学院医学系研究科修了 博士(医学)
メーカーに勤務後、大学院に進学し、臨床心理士を取得。
その後、メーカーおよびEAP(従業員支援プログラム)にて人事部、メンタルヘルス問題対応の仕事を経て2007年に独立。
現在、企業のメンタルヘルス対応の仕組みづくり、復職支援、人事労務問題対応のコンサルティングなどを行う。
臨床心理士,シニア産業カウンセラー

◆著書など◆
「職場でうつの人と上手に接するヒント」(TAC出版)
「黒い社労士と白い心理士が教える問題社員50の対処術」(共著、小学館集英社プロダクション)
「ドラッカーに学ぶメンタルヘルス・マネジメント」連載中 日経情報ストラテジー(日経BP社)
「会社ウォッチ ヨソでは言えない社内トラブル」連載中 ニュースサイトJ-CASTコラム
http://www.j-cast.com/kaisha/column/trouble/index.html
など
◆所属学会◆
日本心理臨床学会,日本行動療法学会,日本公衆衛生学会,日本ストレス学会会員,日本産業精神保健学会など
ワークショップ概要
復職支援に必要な基礎知識と現場対応のポイント
メンタルヘルス休職からの復職には配慮すべき点が沢山あります。
厚生労働省では「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」を示し、取り組みを勧めています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei28/dl/01.pdf
一方で、現場では会社の制度により対応が異なり、一律に対応出来るケースばかりではありません。
理想の形を目指しつつ、実際の場面に活かしていきたいものです。
ワークショップでは休職事例および復職困難事例をもとに参加者のディスカッションを通して、必要な対応を整理します。
参考文献
「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei28/dl/01.pdf
「職場におけるメンタルヘルスのスペシャリストBOOK」(培風館)
対象
東京認知行動療法アカデミーの受講資格をお持ちの方でメンタルヘルス休職者の復職支援に携わる方(心理職,医療保健職など)
復職支援に興味のある方
初級~中級

田島 美幸、岡田 佳詠、中村 聡美、谷口 須美恵
(独)国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター(田島)
筑波大学医学医療系保健医療学域(岡田)
NTT東日本関東病院精神神経科(中村、谷口)

◆ワークショップ講師歴◆

ワークショップ概要
うつ病の集団認知行動療法
 近年、リワークプログラムやデイケア、入院中のケアなどにおいて、うつ病者を対象とした集団認知行動療法を導入する事例が増えています。本講座では、これから集団認知行動療法を実施したいと考えている方を対象に、プログラム開始前の準備、プログラムの組み方、ファシリテーターの関わり方など、プログラム運営にあたり必要な基礎的な知識を提供します。また、認知再構成法等のプログラムを演習で取り上げ、グループのファシリテート方法などを実際に体験していただきます。
参考書等
さあ!はじめよう うつ病の集団認知行動療法(医学映像教育センター発行)
さあ!やってみよう 集団認知行動療法 うつ・不安の支援のために(医学映像教育センター発行)
集団認知行動療法研究会ホームページ  http://cbgt.org/
対象
これから集団認知行動療法を実施したいと考えている方向けの研修

清水 栄司
千葉大学大学院 医学研究院 認知行動生理学 教授
千葉大学大学院医学研究院附属子どものこころの発達研究センター長
◆略歴◆
1990年、千葉大医学部卒後、同大附属病院に精神科医として勤務。1997年同大学院修了、医学博士、同精神科助手。プリンストン大学留学中、遺伝子操作にて学習能力を増強した「天才マウス」の研究に従事。2000年帰国後、生物学的学習理論の立場からパニック障害の認知行動療法を開始。その後、他の不安障害に領域を広げ、同大精神医学講師、助教授を経て2006年より現職。日本認知療法学会役員(2009年大会長)、東京認知行動療法アカデミー役員、日本不安障害学会理事、日本脳科学会理事。不安障害およびうつ病全般のための千葉認知行動療法士トレーニングコース(chibacbt.com)を2010年4月より主宰(現在は、大学院博士課程、修士課程へ移行)。2011年4月より新設された千葉大学大学院医学研究院附属子どものこころの発達研究センター長を兼務。「認知行動療法のすべてがわかる本」(講談社)を監修。著書「自分でわかる認知行動療法」星和書店など。

◆ワークショップ講師歴◆
東京認知行動療法アカデミー第20回ワークショップ、第27回ワークショップ 他
ワークショップ概要
パニック障害の集団認知行動療法
パニック障害は、不安障害の認知行動療法として、最も早期に理論的な確立をみた疾患モデルですが、パニック発作という身体症状が問題の中心であることから、取り組みに苦手意識がある心理職の方もおられるかもしれません。また、個人認知行動療法と違って、集団認知行動療法では、どのような点に留意して、プロトコルを進めていけばいいのでしょうか。今回は、心理教育、認知の歪みとその修正、呼吸再訓練、身体内部感覚刺激に対する曝露、広場恐怖刺激に対する曝露(想像及び現実)、再発防止等の要素を組み合わせた、パニック障害の治療パッケージによる10セッションの集団認知行動療法について、30分程度のDVD映像を含めて、ワークショップ形式で提示します。個々の技法をばらばらに適用するのではなく、初回から最終回までの10セッションを通じて、パニック障害の認知行動モデルに基づいた一貫した治療の流れを意識して実践できることを目指します。
参考図書
パニック障害ハンドブック 治療ガイドラインと診療の実際(熊野宏昭、久保木富房/編集)「第8章 集団認知行動療法」
対象
特に限定なし

野口 恭子
医療法人和楽会 心療内科・神経科赤坂クリニック 臨床心理士
◆略歴◆
2007年 東京家政大学大学院 文学研究科修了
2007年より医療法人和楽会心療内科・神経科 赤坂クリニック勤務

◆共著◆
不安障害の認知行動療法 著・編 坂野裕二ほか
図説 認知行動療法ステップアップガイド-治療と予防への応用 監修 福井至
◆共訳◆
児童虐待(エビデンス・ベイスド心理療法シリーズ) 監訳 福井至
ワークショップ概要
社交不安障害の集団認知行動療法
社交不安障害に対する治療法の代表的なものとして、Clark&Wells(1995)の認知行動モデルに基づいた治療プロトコルの効果が示されています。
Clarkらの治療プロトコルは個人認知行動療法として開発されていますが、社交不安障害に対する集団認知行動療法は、セッションに参加すること自体がエクスポージャーになるということセッション内でのエクスポージャーの設定が容易であること、集団の凝集性を生かして、治療プログラムに積極的に望めることがメリットになります。
今回は、集団で実施するために、Clarkらの治療プログラムに基づいて、新たな集団認知行動療法プログラムを開発しましたのでご紹介します。
そして、参加者の皆さんとワークを通して、実施上の注意点やコツなどをお伝えできればと思います。
参考書
対人恐怖とPTSDへの認知行動療法―ワークショップで身につける治療技法 [単行本]
デイビッド・M. クラーク (著), アンケ エーラーズ (著), David M. Clark (原著), Anke Ehlers(原著), 丹野 義彦 (翻訳) 星和書店

申し込みは終了いたしました。

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