第49回 ワークショップ 詳細

第49回 東京認知行動療法アカデミー ワークショップ

◆日時◆
2019年1月6日(日)
◆会場◆
早稲田大学国際会議場
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田 1-20-14
◆テーマ◆
「公認心理師に備える認知行動療法(7)」
申し込みは終了いたしました。


◆受付締切◆
2018年12月26日(水) までにご希望の回のページにある 申し込みボタン にてお申し込みくださいませ。
◆当日受付可能な講座◆
ございません。締切日までにお申し込みくださいませ。
◆受講資格について◆
受講できるのは、原則として、医師、臨床心理士、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、理学療法士、薬剤師、教員免許、学校心理士、産業カウンセラーの資格を持つ方か、心理学系の学部に在学中か卒業された方、心理系の大学院に在学中か修了された方です。
◆受講費について◆
受講料は1科目ごとに8千円です。
学割適用(当日学生証提示の必要あり)で1科目ごとに5千円となります。
第1会場 貝谷先生・長谷川先生の特別実習ワークショップは10,000円(学生:6,000円)となります。
◆受講者数について◆
各科目とも先着順に受け付け、定員に達した場合は〆切とさせていただきます。
◆証明書について◆
受講された方には、1科目ごとに、受講証明書を発行いたします。
詳しくは、「研修受講証明書発行のご案内」をご覧ください。

ワークショップ プログラム

◆第1会場◆
特別実習ワークショップ
番号 時間 講義タイトル
[定員] 講師
1 10:30~13:30 マインドフルネスの脳科学-最近のトピックス(講義)、マインドフルネス実習の注意点とポイント(実習)
[定員30]
満席となりました
貝谷 久宣(講義)、長谷川 洋介(実習)
医療法人 和楽会 理事長(貝谷)
東京マインドフルネスセンター センター長(長谷川)
◆第2会場◆
テーマ別ワークショップ
番号 時間 講義タイトル
[定員] 講師
2 10:00~12:00 公認心理師に備える認知行動療法:精神科医の立場から
[定員50] 清水 栄司
千葉大学大学院医学研究院 認知行動生理学 教授
3 12:45~14:45 公認心理師に備える教育分野での認知行動療法
[定員50] 大月 友
早稲田大学人間科学学術院 准教授
4 15:15~17:15 第2回の公認心理師試験にどのようにのぞむか:初回の国試を踏まえて対応を考える
[定員50] 丹野 義彦
東京大学 教授
◆第3会場◆
通常ワークショップ
番号 時間 講義タイトル
[定員] 講師
5 9:30~11:30 『新しい』認知行動療法を学ぶときに知っておきたい『古い?』知識
[定員30] 坂野 雄二
北海道医療大学 名誉教授 北海道医療大学心理科学部 特任教授
6 12:30~14:30 アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)を「解剖」する:ACTの誤解を正し,誤用を防ぐために
[定員50] 武藤 崇
同志社大学 心理学部心理学科 教授
7 15:00~18:00 マインドフルネス実践を指導に活かす:ティーチバック方式による指導の実践
[定員30] 伊藤 義徳
琉球大学 人文社会学部 准教授

講師略歴

貝谷 久宣
医療法人和楽会 理事長
◆略歴◆
1943年名古屋生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。
マックス・プランク精神医学研究所ミュンヘン留学(1972-1974)。
岐阜大学医学部神経精神医学教室助教授。自衛隊中央病院神経科部長。第3回日本認知療法学会会長(2005)。
第1回日本不安障害学会会長(2009)。
第4回日本マインドフルネス学会会長(2017)。

現職:医療法人和楽会理事長。京都府立医科大学客員教授。日本不安症学会名誉会員。
NPO法人不安・抑うつ臨床研究会代表。
NPO法人東京認知行動療法アカデミー事務局長。
一般社団法人日本筋ジストロフィー協会 代表理事。

◆マインドフルネス歴◆
瞑想を始めてから10年後にKabat-Zinn来日準備委員をとなり、翌年、2013年、東京マインドフルネスセンターを開設し、赤坂クリニックのショートケアーとしてマインドフルネスを行っている。現在週2~3回患者さんとマインドフルネス瞑想をしている。
◆ワークショップ講師歴◆
専門医の研究会、医師会の研究会、・一般(都民講演会・市民講演会)など多数
 
長谷川 洋介
東京マインドフルネスセンター センター長
◆略歴◆
2000年 法政大学卒業
2013年 東京マインドフルネスセンター設立
2017年 米国マサチューセッツ州立大学メディカルスクール クオリファイドティチャー

◆資格・所属学会◆
鍼灸師マッサージ師
マインドフルネスストレス低減法クオリファイド ティーチャー(MBSR Qualified Teacher )
日本マインドフルネス学会会員
全日本鍼灸学会会員
人体科学会学術会員
◆著作など◆
マインドフルネス瞑想の基本 DVD ブック エイ出版社 監修:長谷川洋介
ぐっすり眠れてイライラしなくなる こころとからだの上手な休めかた 高橋書店 監修:貝谷久宣 著:長谷川洋介
知識ゼロからの マインドフルネス 心のトレーニング 幻冬舎 著者:長谷川洋介・貝谷明日香 (東京マインドフルネスセンター ディレクター)
他著者監修多数
ワークショップ概要
マインドフルネスの脳科学-最近のトピックス(講義)、マインドフルネス実習の注意点とポイント(実習)
(講義)実習に先立ちマインドフルネス瞑想は脳科学から現在どのように考えられているかについて説明がなされる。
まず、瞑想の種類、瞑想中の脳機能、瞑想に先立つ心構えなどについて話しがあります。(30分)

(実習)実習は東京マインドフルネスセンターで毎日行われているヨガと瞑想を実際に行いその後シェアリングにて活発な討論会を行います。(2時間半)

マインドフルネスストレス低減法における実践方法の基に実践を行います。また、今回の講義では実践していただくだけではなく、指導する場合の注意点やポイント、指導する側の態度などを学んでいただきたいと思います。
マインドフルネスの実践指導においては指導する側の体験の具象化(Embodiment)は非常に重要だといわれています。体験の具象化をテーマに今回の講義を行います。マインドフルネスは机上での理解だけではクライアントに伝えることが難しいスキルになります。この講義に参加していただきご自身での実践と指導する視点も学んでいただきたいと思います。
対象
初心者から上級者までマインドフルネスを志す人すべて。
清水 栄司
千葉大学医学部附属病院 認知行動療法センター長
千葉大学 子どものこころの発達教育研究センター長
(大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科兼務教授)
◆略歴◆
1990年、千葉大医学部卒後、同大附属病院に精神科医として勤務。
1997年同大学院修了、医学博士、同精神科助手。
プリンストン大学留学中、遺伝子操作にて学習能力を増強した「天才マウス」の研究に従事。
2000年帰国後、生物学的学習理論の立場からパニック障害の認知行動療法を開始。
その後、他の不安障害に領域を広げ、同大精神医学講師、助教授を経て2006年より現職。
日本不安症学会理事(2016年大会長)、日本認知・行動療法学会理事、日本認知療法学会役員(2009年大会長)、日本脳科学会理事(2018年大会長)。
不安症、強迫症およびうつ病全般のための千葉認知行動療法士トレーニングコースを2010年4月より主宰(現在は、大学院へ移行)。
2011年4月より千葉大学子どものこころの発達教育研究センター長、
2016年10月より千葉大学医学部附属病院 認知行動療法センター長を兼務。

◆著書◆
著書「自分でできる認知行動療法」星和書店、「自分で治す社交不安症」法研など。
◆ワークショップ講師歴◆
東京認知行動療法アカデミー第20回、第27回、第30回、第33回、第34回、第37回ワークショップ他
ワークショップ概要
公認心理師に備える認知行動療法:精神科医の立場から
公認心理師現任者講習会において、5分の1の時間が精神医学の講義にあてられているように、公認心理師にとって、精神医学に関する知識は非常に重要である。
演者は精神科医であり、かつ、認知行動療法を専門とする立場から、公認心理師試験で求められる知識の中で、特に、精神医学に関する項目について、何を知っているべきかを講義したい。
近年、日本の医学教育においても、米国の医学部での講義内容をモデルに、行動科学に関する講義の充実が望まれている。
演者は、医学部では、従来の脳生理学の教育に加え、2019年からは、行動科学の講義を担当する予定である。
そのような動向も加味して、最近のDSM-5やICD-11に関する精神医学の話題を中心に、脳生理学、行動科学など、広く医学教育で重要とされる知識の中から、公認心理師に必要な知識を厳選して講義する予定である。
参考文献
「認知行動療法のすべてがわかる本」(講談社)監修:清水 栄司
対象
初級

大月 友
早稲田大学人間科学学術院 准教授
◆略歴◆
2002年 筑波大学第二学群人間学類 卒業
2004年 新潟大学大学院教育学研究科 修了
2007年 広島国際大学大学院総合人間科学研究科 修了 博士(臨床心理学)
2008年 早稲田大学人間科学学術院 助教,専任講師,准教授

◆所属学会◆
日本認知・行動療法学会(理事),日本行動分析学会,ACT Japan(理事) 他
◆著書・訳書◆
「ACTハンドブック 臨床行動分析によるマインドフルなアプローチ」(星和書店,2011)分担執筆
「エビデンス・ベイスト心理療法シリーズ 社交不安障害」(金剛出版,2011)共訳
「ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)を実践する」(2009)分担訳
「アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)第2版」(星和書店,2014)監訳
「セラピストが10代のあなたにすすめるACTワークブック」(星和書店,2016)監訳
◆ワークショップ講師歴◆
日本心理医療諸学会連合(UPM)研修会(2013.9)
日本産業カウンセラー協会(2013.3~)
パブリックヘルスリサーチセンター(2010.2~)
教育委員会,教育センター等の教育相談研修会(2008.9~)
日本認知・行動療法学会(2014)
ワークショップ概要
公認心理師に備える教育分野での認知行動療法
教育分野において、認知行動療法的なアプローチは多くの知見もあり、児童・生徒や教職員の心の健康に大きく貢献すると思われる。
本講座では、教育分野で活躍する公認心理師になるために備えるべき、認知行動療法の知識や技術を概説する。
具体的には、不登校やいじめ、発達障害を抱える児童生徒等への支援において、必要とされるアセスメントの視点や技術、心理師として教職員等とどのように連携し活動するか、学校外の地域のリソースとの連携、介入における認知行動的技法(環境調整から児童・生徒個人へのアプローチ、コンサルテーションなど)について、認知行動療法の観点から解説する。
対象
初級

丹野 義彦
東京大学 教授
◆略歴◆
1954年 宮城県生まれ。
1978年 東京大学文学部心理学科卒業。
1981年 東京大学大学院人文科学研究科修了。
1985年 群馬大学大学院医学系研究科修了。医学博士。臨床心理士。
1991年 東京大学教養学部助教授
2006年 東京大学大学院総合文化研究科教授(現在に至る)
2011年 日本学術会議第1部会員(2017年まで)
2016年 厚生労働省・文部科学省 公認心理師カリキュラム等検討会
      ワーキングチーム構成員
2017年 東京大学公認心理師大学カリキュラム運営委員会 副委員長
2018年 公認心理師養成大学教員連絡協議会 設立世話人代表

◆著訳書◆
「公認心理師エッセンシャルズ」子安増生・丹野義彦編、有斐閣
「心理療法が開く未来:エビデンスにもとづく幸福改革」ちとせプレス
「臨床心理学」有斐閣
「講座臨床心理学全6巻」東京大学出版会
「エビデンス臨床心理学」日本評論社
「医療心理学を学ぶ人のために」世界思想社
「認知臨床心理学入門」東京大学出版会
◆所属学会役員◆
日本心理学会 公認心理師担当常務理事 前公認心理師検討委員会委員
日本認知療法・認知行動療法学会 公認心理師あり方検討委員会委員長
日本認知・行動療法学会 前副理事長 公認心理師対応委員会委員
◆ワークショップ講師歴◆
2006年 東京認知行動療法アカデミーワークショップ
2008年 日本心理臨床学会ワークショップ
2011年 日本認知療法学会ワークショップ
2012年 日本森田療法学会・日本心理臨床学会合同ワークショップ
2014年 東京認知行動療法アカデミーワークショップ
2018年 東京認知行動療法アカデミーワークショップ
ワークショップ概要
第2回の公認心理師試験にどのようにのぞむか:初回の国試を踏まえて対応を考える
公認心理師の第1回国家試験が2018年9月におこなわれました。この初回の試験の内容を分析し、第2回国家試験のための勉強法について考えてみたいと思います。
また、公認心理師の活動における認知行動療法の役割についても考えます。今後の公認心理師の活動においては、認知行動療法が中心となっていくことは間違いがありません。事実、カリキュラムの「公認心理師に求められる役割、知識及び技能」として、医療分野および司法・犯罪分野において認知行動療法がとりあげられました。また、大学院カリキュラムでも、心理実践科目「心理支援に関する理論と実践」に中で、「行動論・認知論に基づく心理療法の理論と方法」(つまり認知行動療法)が必修となりました。
このワークショップに役立つ参考文献
『公認心理師エッセンシャルズ』子安増生・丹野義彦編、有斐閣、2018.
『臨床心理学』丹野義彦・石垣琢麿・毛利伊吹・佐々木淳・杉山明子、有斐閣、2015.
対象
公認心理師の受験や勉強を考えている方

坂野 雄二
北海道医療大学 名誉教授 北海道医療大学心理科学部 特任教授
◆略歴◆
学歴:
昭和48年 神戸大学教育学部教育心理学科 卒業
50年 ミュンヘン大学心理学研究所客員助手
52年 東京教育大学大学院教育学研究科修士課程教育心理学専攻修了
55年 筑波大学大学院博士課程心理学研究科心理学専攻修了
58年 教育学博士(筑波大学博乙164号)
職歴:
昭和55年 千葉大学教育学部講師
58年   同 助教授
62年 早稲田大学人間科学部助教授
平成元年  フィリピン・デラサール大学行動科学部交換教授
3年 東京大学医学部心療内科講師(至平成14年)
4年 早稲田大学人間科学部教授
5年 米国サウスカロライナ大学医学部客員教授
12年 米国MCP Hahnemann大学客員教授
15年 北海道医療大学心理科学部 教授
現在  北海道医療大学 名誉教授 北海道医療大学心理科学部 特任教授

◆専門分野◆
臨床心理学,特に,不安や抑うつの基礎メカニズムの解明と治療法の効果研究,ストレス関連疾患の治療法の開発と効果研究,健康の維持増進に関連する指導法の開発と効果研究等
◆学会活動等◆
日本行動療法学会(理事,前理事長),日本行動医学会(顧問,前理事長),日本自律訓練学会(理事),日本うつ病学会(理事),日本ストレス学会(理事),日本不安障害学会(理事),日本心身医学会(評議員),日本心理学会(評議員),国際行動医学会(常任理事),アメリカ行動療法認知療法学会,他
◆資格◆
日本行動療法学会認定専門行動療法士,日本自律訓練学会認定自律訓練法指導士,臨床心理士,シニア産業カウンセラー,Academy of Cognitive Therapy(米国)認定Cognitive Therapist
◆主著◆
「認知行動療法の基礎」 2011 金剛出版
「不安障害の認知行動療法」 2010 日本評論社(共編)
「認知行動療法の技法と臨床」 2008 日本評論社(共編)
「パニック障害ハンドブック:治療ガイドラインと診療の実際」 2007 医学書院(共著)
「うつ病の認知療法<新版>」 2007 岩崎学術出版社(監訳)
「うつ病:アセスメントと治療法の組み立て方」 2007 金子書房(監訳)
「不安障害の臨床心理学」 2006 東京大学出版会(共編)
「実践家のための認知行動療法テクニックガイド」 2005 北大路書房(監修)
「不安障害」 2005 日本評論社(監訳)
「セルフ・エフィカシーの臨床心理学」 2002 北大路書房(編著)
他約90件(分担執筆を含む)
◆論文◆
約500編(分担執筆を含む)
ワークショップ概要
『新しい』認知行動療法を学ぶときに知っておきたい『古い?』知識
この半世紀の間に認知行動療法は大きな発展を遂げた。「新しい」とか「新世代の」という修飾語のついた認知行動療法が注目されているが、何が一体「新しく」、どこが「新世代」なのだろう? 新しいものは新しく見えるが、実は、新しいものは新しいものではない。行動療法に始まるこれまでの実績の積み重ねを振り返ってみると、その実態が見える。本講では、認知行動療法の原点となる発想を振り返る中から、認知行動療法を実践するときに役に立つ工夫について考えてみたい。
対象
認知行動療法を行っているが、どこか、何か「やりづらさ」を感じているという実践家

武藤 崇
同志社大学 心理学部心理学科 教授
◆略歴◆
1998年 筑波大学大学院心身障害学研究科心身障害学専攻修了,博士(心身障害学)
1998-2001年 筑波大学心身障害学系 技官・助手
2001-2010年 立命館大学文学部および大学院応用人間科学研究科 准教授
2007-2008年 米国ネバダ大学リノ校心理学部 客員研究教授(S.C.Hayes博士の研究室に所属)
2010年-現在 同志社大学心理学部および大学院心理学研究科 教授
2011-2015年 東京大学医学部附属病院22世紀医療センター腎疾患総合医療学講座 客員講師
2010年-現在 同志社大学実証に基づく心理・社会的トリートメント研究センター(WEST)センター長
2017年-現在 名古屋市立大学大学院医学研究科精神・認知・行動医学分野 客員教授

◆主書◆
55歳からのアクセプタンス&コミットメント・セラピー:超高齢化社会のための認知行動療法の新展開(編著) ratik 2017年
応用行動分析から対人援助学へ:その軌跡をめぐって(共編著) 晃洋書房 2016年
ケースで学ぶ行動分析学による問題解決(共編著) 金剛出版 2015年
ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)ハンドブック(編著) 星和書店 2011年 など。
ワークショップ概要
アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)を「解剖」する:ACTの誤解を正し,誤用を防ぐために
この10年,ACTに関する書籍(日本語で読めるものも)が多数公刊され,一定に「輸入」段階は完了したと言えるでしょう。しかし,その反面,誤解や誤用を見聞きすることも増えてきました(どのセラピーにおいても当てはまることなのかもしれませんが)。そこで,本ワークショップは,ACTを「解剖する」ことにより,その核心を再確認し,誤解や誤用を修正・予防することを目的とします。
対象
初級・中級

伊藤 義徳
琉球大学 人文社会学部 准教授
◆略歴◆
1998年 早稲田大学人間科学部卒業
2003年 早稲田大学大学院人間科学研究は博士後期課程修了退学
2004年 琉球大学教育学部講師
2007年 琉球大学教育学部准教授
2018年 改組に伴い琉球大学人文社会学部准教授(現在に至る)

◆所属学会等◆
日本マインドフルネス学会(理事),日本感情心理学会(常任理事),日本認知・行動療法学会(常任編集委員),日本心理学会(編集委員),日本心理臨床学会,日本認知療法学会,日本健康心理学会,日本パーソナリティ心理学会,日本心身医学会,日本トランスパーソナル精神医学/心理学会(以上,正会員)他
◆主な著書・訳書◆
「マインドフルネス&アクセプタンス:認知行動療法の新次元(監訳)」2005 ブレーン出版
「子どもと青少年のためのマインドフルネス&アクセプタンス:新世代の認知/行動療法実践ガイド(監訳)」2013 明石書店
「マインドフルネスと自己:自己の心理学は人を救えるか?」 梶田叡一・中間玲子・佐藤德(編著) 現代社会の中の自己・アイデンティティ 108-128. 2016 金子書房
「マインドフルネス認知療法:科学的心理療法と仏教の邂逅」精神療法(特集)マインドフルネスを考える,実践する 42(2), 46-53. 2016 金剛出版
「マインドフルネス系CBTのアセスメントとケースフォーミュレーション」臨床心理学(特集)認知行動療法を使いこなす 16(4),444-449.2016 金剛出版
伊藤義徳・笹良剛史・栗山登至・木甲斐智紀・平仲唯・玉榮伸康・坂本大河 2017 ホスピス緩和ケアに従事する支援者のためのMindfulness-Based Cognitive Therapyの効果 マインドフルネス研究 2(2),66-81. (http://mindfulness.jp.net/Journal/wp-content/uploads/2018/07/jjm22ito180714.pdf)
◆ワークショップ講師歴◆
H28日本心理臨床学会春期大会ワークショップ講師(5時間)「マインドフルネスの意味と実践方法」
H27日本認知・行動療法学会大会ワークショップ講師(3時間)「マインドフルネスの意味と実践方法」
H25年日本学生相談学会ワークショップ講師(5時間)「マインドフルネスの科学と実践を楽しむ」
東京認知行動療法アカデミーワークショップ第6回,第32回,第41回,第43回,第46回
他多数
ワークショップ概要
マインドフルネス実践を指導に活かす:ティーチバック方式による指導の実践
マインドフルネスを指導するためには,自分自身の日々のマインドフルネス実践が不可欠であることは今更いうまでもありません。しかし,実践を行っていれば指導できるようになるかというと,そういうわけでもありません。名プレイヤーが簡単に優れた指導者となれるわけではないように,他者にマインドフルネスを指導するためにはそれなりのコツがありますし,指導者としての訓練も当然必要です。本ワークショップでは,「心理療法や授業等の一部でマインドフルネス実践を取り入れ指導をしてみたいが,どうしてよいか分からない,自信が無い」という方のために,マインドフルネス指導の練習の機会を提供することを目的とします。本ワークショップでは,ティーチバック方式を採用します。これは,例えばマインドフルネス認知療法の指導者となるための訓練で用いられる方法で,自分自身の指導法を客観的に眺め,磨くには最適の方法です。お楽しみに。
対象
上級(日々マインドフルネス瞑想の実践を行っており,マインドフルネス瞑想の指導を行ってみたい,あるいは行ってはいるがもっと深めたいとお考えの方)

申し込みは終了いたしました。

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