第4回ワークショップ
期日: | 2007年4月22日(日) |
会場: | 早稲田国際会議場 〒169-0051東京都新宿区西早稲田1-20-14 |
多数のお申込をいただきまして誠に有難うございました。
事前登録、キャンセル待ちは終了させていただきました。
当日の受け付けはございません。
切池信夫先生の講義につきまして、事前にお知らせしている講義時間から変更になりましたことをお詫び申し上げます。
時限 | 時間 | 形式 | 第1会場 | 第2会場 | ||
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番号 | 講師 | 番号 | 講師 | |||
第1時限 | 10:00-11:30 | 講義 | 1 | 野村忍 | 2 | 熊野宏昭 |
第2時限 | 12:30-15:30 | 講義/ワークショップ | 3 | 切池信夫 | 4 | 神村栄一 |
第3時限 | 16:00-19:00 | 講義/ワークショップ | 5 | 伊藤絵美 | 6 | 原田誠一 |
番号 | 時間 | 形式 | 講師 | 講義タイトル |
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1 | 10:00-11:30 | 講義 | 野村忍 早稲田大学人間科学学術院教授 |
職場のメンタルヘルスと認知行動療法 |
2 | 10:00-11:30 | 講義 | 熊野宏昭 東京大学医学系研究科助教授 東京大学医学部助教授 |
認知行動療法の脳内メカニズム |
3 | 12:30-15:30 | 講義 | 切池信夫 大阪市立大学医学部教授 |
摂食障害への認知行動療法 |
4 | 12:30-15:30 | ワークショップ | 神村栄一 新潟大学教育人間科学部助教授 |
思春期・青年期を対象とした認知行動療法の実践 |
5 | 16:00-19:00 | ワークショップ | 伊藤絵美 洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長 |
カウンセリングに活かす認知行動療法の基礎 |
6 | 16:00-19:00 | 講義 | 原田誠一 原田メンタルクリニック・東京認知行動療法研究所院長 |
各種精神障害の心理教育と認知行動療法の実際 ―統合失調症・気分障害・不安障害・人格障害での実践のコツ- |
- 受講できるのは、原則として、医師、臨床心理士、看護師、精神保健福祉士、作業療法士、薬剤師、教員免許、学校心理士、産業カウンセラーの資格を持つ方か、心理学系の学部を卒業された方、心理系の大学院に在学中か修了された方です。(ご要望に応えて、受講資格を拡大いたしました)
- 受講料は1科目ごとに1万円です。
- 1科目の受講生の上限は50名とします。先着順に受け付け、定員に達した場合は〆切とさせていただきます。
- 参加された方には、1科目ごとに、研修証明書を発行いたします。
- 計8科目履修した方には「研修受講証明書(初級)」を発行いたします。
計16科目履修した方には「研修受講証明書(中級)」を発行いたします。
計24科目履修した方には「研修受講証明書(上級)」を発行いたします。
講師略歴
野村忍
早稲田大学人間科学学術院・教授
(専門分野) 心身医学、行動医学、臨床心理学
早稲田大学健康医科学研究所・所長
産業医科大学・非常勤講師
1977年 神戸大学医学部卒業
1977年 東京大学医学部第4内科にて研修
1980年 国立療養所中野病院循環器科・厚生技官
1987年 東京大学医学部心療内科・助手
1996年 東京大学医学部心療内科・助教授
2000年 早稲田大学人間科学部・教授(現職)
所属学会:日本心理医療諸学会連合(副理事長)、日本行動医学会(理事)、日本心身医学会(評議員)、日本心療内科学会(理事)、日本ストレス学会(理事)、日本産業ストレス学会(理事)
(ほか多数)
ワークショップ概要
- 「職場のメンタルヘルスと認知行動療法」
- 現代社会は、技術革新やコンピュータ化、産業構造の変化、深刻な不況に加えて高齢化や国際化など多くの難問に直面し、こうした社会環境の中で生活している現代人は多くのストレス状況を経験しています。例えば、厚生労働省の行った労働者を対象としたアンケート調査では、約60%の人々がなんらかのストレスを強く感じていることを報告しています。そして、それに伴うストレス性健康障害が増加する傾向にあり、その対策の必要性が叫ばれています。職場のメンタルヘルス対策の中で、認知行動療法をどのように活用・展開できるかをみなさんと一緒に考えてみたいと思います。
- 推薦文献、参考文献:
- 「情報化時代のストレスマネジメント」(野村忍著、日本評論社)
- 定員
- 50名
熊野宏昭
東京大学医学系研究科助教授
東京大学医学部助教授
1979年 ラサール学園卒。
1985年 東京大学医学部卒。
1995年 東京大学博士(医学)取得。
東京大学心療内科医員、早稲田大学人間科学研究科非常勤講師、東京大学医学部心身医学講座非常勤講師、東北大学大学院医学系研究科人間行動学分野助手を経て、2000年4月から、東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学(東京大学心療内科)助教授、2005年度より再び早稲田大学人間科学研究科非常勤講師を兼務。
研究面では、癌を含む生活習慣病・心身症・化学物質過敏症などの行動科学的研究、摂食障害およびパニック障害の病態生理・心理学的研究、ストレスとリラクセーションの精神生理学的研究、大脳機能検査法を用いた非薬物介入による神経可塑性の研究が専門。
臨床面では、心身症、摂食障害、パニック障害、うつ病などを対象に、薬物療法や面接治療に加え、赤坂クリニックや綾瀬駅前診療所の心理スタッフとも協力しながら、認知行動療法やリラクセーション技法などを積極的に用いている。
主な著書:心身医学オリエンテーションレクチャー/金剛出版、心療内科入門/金子書房、認知療法ハンドブック-下巻-/星和書店、認知行動療法の理論と実際/培風館、クルズス心療内科/星和書店(以上共著)、からだの科学・特別企画「リラクセーション」/日本評論社(編集)
主な訳書(全て共訳):アノレクシア・ネルヴォーザ/中央洋書出版部、ストップ・ザ・過食/星和書店、認知行動療法-臨床と研究の発展/金子書房、パニック障害-病態から治療まで/日本評論社、リラクセーション反応/星和書店
日本心身医学会評議員、日本行動療法学会常任理事、行動療法研究編集委員長。
ワークショップ概要
- 「認知行動療法の脳内メカニズム」
- 認知行動療法は、不適応や症状発現の原因になっている思考パターン、行動パターンを系統的に変化させる一連の技法を含んでいるが、それによって(薬を使わなくても)、不安障害や気分障害などの脳の機能性疾患を治癒に導くことが可能である。その事実は「心が変われば、脳が変わる」可能性を示唆するが、近年実際に、PET、SPECT、fMRIなどの脳機能画像検査において、治療後に、大脳皮質、辺縁系、脳幹、小脳を含む広範な領域に血流や糖代謝の変化が引き起こされることが示されてきている。
本ワークショップでは、これまでに明らかにされている、パニック障害、社会不安障害、特定の恐怖症、強迫性障害、大うつ病、の認知行動療法前後の脳機能画像の結果を紹介し、疾病間の比較や、薬物療法の効果との比較を行い、さらにはマインドフルネスを含む瞑想法による脳の変化とも比較検討する。そして、変化を示している脳内の部位より、それぞれの疾患の認知行動療法が効果を示すために必要な条件とは何か(例えば、広場恐怖に対する効果的なエクスポージャにはマインドフルネスの要素が必要であることなど)を解説してみたい。
- 推薦文献、参考文献:
- Sakai Y, Kumano H, Nishikawa M, Sakano Y, Kaiya H, Imabayashi
E, Ohnishi T, Matsuda H, Yasuda A, Sato A, Diksic M, Kuboki T. Changes in cerebral
glucose utilization in patients with panic disorder treated with cognitive-behavioral
therapy.
Neuroimage. 2006 Oct 15;33(1):218-26.
- 定員
- 50名程度
切池信夫
大阪市立大学大学院医学研究科神経精神医学 教授
昭和21年6月4日 大阪市に生まれる
昭和40年4月 大阪市立大学医学部入学
昭和46年3月 大阪市立大学医学部卒業
昭和46年5月 第51回医師国家試験合格
昭和46年6月 大阪市立大学付属病院 臨床研修医
昭和48年6月 大阪市立大学付属病院 臨床研究医
昭和50年7月 大阪市立大学 助手 (神経精神医学教室)
昭和52年8月 北野病院 精神科
昭和54年1月 米国ネブラスカ州立大学医学部 薬理学教室
昭和55年4月 大阪市立大学 助手
昭和56年12月 医学博士 ( 大阪市立大学)
昭和57年10月 大阪市立大学 講師 (神経精神医学教室)
平成 4年7月 大阪市立大学 助教授(神経精神医学教室)
平成11年5月 大阪市立大学 教授(神経精神医学教室)
平成12年4月 大阪市立大学大学院医学研究科 教授(神経精神医学教室)現在に至る。
1995~1997年 滋賀医科大学非常勤講師、1996年 京都府立医科大学非常勤講師、
2001年 神戸大学医学部 非常勤講師、1997年から奈良県立医科大学非常勤講師
日本生物学的精神医学会(前理事:平成13年4月~)、
日本精神神経学会(評議員:平成6年4月1日~)、
日本精神科診断学会(理事:平成5年10月18日~)
日本心身医学会(代議員:平成9年9月~)
日本産業精神保健学会(評議員:平成6年6月18日~)
日本アルコ-ル精神医学会(評議員:平成11年9月~)
日本アルコ-ル・薬物医学会(評議員:平成11年9月~)
日本摂食障害学会(理事:平成8年12月~)、
日本認知療法学会(幹事:13年4月~)、
日本女性心身医学会(評議員:13年7月15日~)、
日本ストレス学会、(評議員:18年11月~)
日本総合病院精神医学会、日本老年精神医学会、日本神経化学学会、
日本精神衛生会、日本児童青年精神医学会、日本てんかん学会
International Society for Neurochemistry(Member)
Academy for Eating Disorders(Full Member)
Eating Disorders Research Society (Full Member)
The New York Academy of Science(Active Member)
ワークショップ概要
- 「摂食障害への認知行動療法」
-
摂食障害患者に対する行動療法や認知行動療法の有効性はよく知られている。しかし、これらの治療を導入する前に、患者が摂食行動異常を認め、自ら治そうという治療への動機づけをしてこれを強化、維持していくことが必須である。そこでまずこれらについて如何にするかについて紹介し、次いで神経性食思不振症に対して行動療法、神経性過食症に対しての認知行動療法について説明する。
- 推薦文献、参考文献:
- 切池信夫著:「摂食障害-食べない、食べられない、食べたら止まらない」(医学書院)、2000年5月
切池信夫著:「みんなで学ぶ過食と拒食とダイエット」(星和書店)、2001年12月、
切池信夫編著:「摂食障害 治療のガイドライン」(医学書院、編著)、2003年10月
切池信夫監修:「拒食症と過食症」(講談社 監修)、2004年3月
- 対象
- 摂食障害に興味のある人はすべて。
- 定員
- 50名程度
- これまでの他ワークショップでの講師歴
- 学会・医師会・一般など多数。
神村栄一
人文社会・教育科学系(教育人間科学部) 助教授
1963年 9月、福島県生
E-Mail kamimura#ed.niigata-u.ac.jp (#を@へ)
1986.3筑波大学第二学群人間学類卒業
1991.3筑波大学大学院心理学研究科博士課程単位取得満期退学
1994.3博士(心理学)(筑波大学)
早稲田大学人間科学部助手(1991.4~1994.3)
筑波大学学校教育部助手(1995.2~1995.3)
新潟大学人文学部助教授(1995.4~2002.3)
専門
臨床心理学(認知行動療法)・教育心理学(学校不適応の理解とコンサルテーション)
学会活動
日本行動療法学会(理事)
日本認知療法学会(幹事)
日本自律訓練学会(評議員)
日本カウンセリング学会(編集委員)
その他、日本心理学会、日本教育心理学会、日本心理臨床学会(正会員)
学会賞の受賞
日本行動療法学会内山記念賞 1992年
日本カウンセリング学会奨励賞 1993年
その他、日本心理学会・日本教育心理学会、日本心理臨床学会、正会員
資格
臨床心理士、専門行動療法士
主たる著書・論文
2005 実践家のための認知行動療法テクニックガイド、鈴木伸一・神村栄一・坂野雄二(共著)、北大路書房
2002 行動療法の基礎となる事例の捉え方:実効ある心身症治療のために,単著,心療内科,6巻3号,189-194頁
1997 認知行動療法の適応と限界:期待される効果が得られないとき,単著,心身医療,9巻10号,13~17頁
1996 ストレス対処の個人差に関する臨床心理学的研究,単著,風間書房.
主たる翻訳
2004 認知療法実践ガイド基礎から応用まで―ジュディス・ベックの認知療法テキスト、Judith S. Beck(著)、伊藤絵美・神村栄一・藤沢大介、星和書店
1992 うつ病の認知療法、Aaron, T.Beck他著、坂野雄二・神村栄一・前田基成、清水 里美、岩崎学術出版社
ワークショップ概要
- 「思春期・青年期を対象とした認知行動療法の実践」
- 思春期・青年期(中・高校生、大学生含む青年期)の問題に対して認知行動療法(CBT)を基本とする心理的援助を行う上での配慮について、事例を介して解説する。
さて、CBTの基本は一般に以下のとおりである。(1)援助対象との間で共同実証主義的な関係を形成した上で症状や問題を対象化(外在化)する、(2)その症状や問題、提供する援助方法の原理について丁寧な心理教育をすすめる、(3)クライエント自身の変化への動機づけが高まるよう配慮しながら必要となるアセスメントを多面的に行う(状況と諸反応の連鎖の確認と機能分析が中心)、(4)事例定式化(ケースフォーミュレーション、いわゆる見立て)によって援助(治療)活動の拡散を防ぐ、(5)無理なく導かれた介入仮説の構築とその検証を繰り返す形で援助をすすめてゆく(変化しやすい、変化のメリットの大きいところから徐々に)。なおこのプロセスは、本人をとりまく保護者や教職員などへのコンサルテーションにいても同じである。思考記録表への記入を求めれば、あるいは不安階層表を作成すればCBTになる、というものでもないと思う。
扱う問題や症状は、不登校や10代後半の引きこもり(うつや不安障害、軽度の統合失調が疑われる事例などを含む)、リストカットや抜毛などの自傷的習癖行為、不潔のOCDに対する暴露儀式妨害法、気分の不安定さに対する認知介入などをとりあげる。とりわけ、具体的な技術をクライエントの主体性がうまく引き出されるようにすすめるこつ、過度の依存や援助者への反発、問題意識の低さなどに対する介入のこつについても、紹介する。「クライエントの治療意欲・問題意識の低さを言い訳にしないCBTセラピスト」が目標である(とても難しいことであるが)。当然ながら、理路整然としたスマートな解説で終始するのはとても無理で、事例を介しての技術紹介・演習が多くなる。
- 推薦文献、参考文献:
- (CBTの基礎、入門をおおよそ習得されていることを前提にしたいので、できれば、下記図書をおおよそご理解いただいた上で参加いただくとありがたい)
2005 実践家のための認知行動療法テクニックガイド、鈴木伸一・神村栄一・坂野雄二(共著)、北大路書房
- 対象
- 初級を脱出しかかっている方から、中級相当の方。具体的には、CBTの基本的理論・技法、関連する用語の理解(テキストによる理解、概念的理解が中心でも結構です)がおおよそ習得済みの方でかつ、わずかでも臨床実践の経験がある方(領域は問わず、かならずしもCBTによる実践経験でなくてよい)。
- 定員
- 50名程度
- これまでの他ワークショップでの講師歴
- 2006 全国学生相談学会研修会
2005-06日本認知療法学会研修会
2005 日本カウンセリング学会研修会
2003-06 横浜心理相談センターCBTワークショップ
上記のほか、日本健康心理学会、日本産業カウンセラー協会、各地市民講座、
医療機関や本務以外の大学相談室主催の研修会、教師カウンセラー協会、
新潟市教育相談センター主催研修会、家庭裁判所、保護観察所など。
伊藤絵美
洗足ストレスコーピング・サポートオフィス 所長
文京学院大学大学院 人間学研究科 非常勤講師
慶應義塾大学 文学部 人間関係学科 心理学専攻卒業
同大学大学院 社会学研究科 社会学専攻 博士課程満期退学
博士(社会学)
臨床心理士・精神保健福祉士
著書・訳書
認知療法・認知行動療法カウンセリング 初級ワークショップ(星和書店)/認知療法・認知行動療法 面接の実際(星和書店)/認知療法実践ガイド(共訳)(星和書店)/抑うつの臨床心理学(分担執筆)(東京大学出版会)/認知療法全技法ガイド(共訳)(星和書店)/強迫性障害治療ハンドブック(分担執筆)(金剛出版)/認知療法ケースブック(分担執筆)(星和書店)など。
所属学会
日本認知療法学会(幹事)/日本ストレス学会(評議員)/日本心理臨床学会/日本健康心理学会/日本心理学会/日本カウンセリング学会
ワークショップ概要
- 「カウンセリングに活かす認知行動療法の基礎」
- 認知行動療法の基本的な考え方やモデルを,カウンセリングや心理療法に活用するための実践的スキルを,実習も交えて習得していただきます。特に,認知行動療法の基本モデルに沿ってクライアントの体験をクライアントと共に理解するプロセス(アセスメント,ケース・フォーミュレーション)や,認知行動療法をクライアントに効果的に導入するためのコミュニケーション技法(心理教育)に重点をおき,特別な技法を用いなくても認知行動療法のエッセンスを臨床場面で実践できること,またそのような基礎があってはじめて個々の技法(認知再構成法や曝露療法,問題解決法など)が活きてくることをお伝えしたいと考えています。
- 推薦文献、参考文献:
- 認知療法・認知行動療法カウンセリング 初級ワークショップ(星和書店)
- 対象
- 初級~中級(すでに現場で認知行動療法を実践されている方のスキルアップにも役立ちます)
- 定員
- 50名程度
原田誠一
原田メンタルクリニック・東京認知行動療法研究所院長
昭和58年東京大学医学部卒業、東京都立中部総合精神保健センター、東京都立墨東病院、神経研究所附属晴和病院、東京逓信病院(医長)、三重大学医学部精神科(講師)、国立精神・神経センター武蔵病院(外来部長)を経て、平成18年7月より現職
著訳書:正体不明の声:対処するための10のエッセンス.アルタ出版、2002
強迫性障害治療ハンドブック.金剛出版、2006
統合失調症の治療-理解・援助・予防の新しい視点.金剛出版、2006
キングドン、ターキングドン著(原田誠一訳):統合失調症の認知行動療法.日本評論社、2002
キングドン、ターキングトン(原田誠一監訳):症例から学ぶ統合失調症の認知行動療法.日本評論社(2007年3月刊)
所属学会:日本認知療法学会(幹事)、日本精神科診断学会(評議員)、日本精神障害予防学会(評議員)、日本統合失調症学会(評議員)など
ワークショップ概要
- 「各種精神障害の心理教育と認知行動療法の実際
―統合失調症・気分障害・不安障害・人格障害での実践のコツ-」 - 認知行動療法の導入をスムーズにすすめ、その後のセッションを効果的・効率的なものにするためには、精神障害の病態と治療に関するわかりやすい心理教育を行う必要がある。今回の講義では、筆者が行っている統合失調症・気分障害・不安障害・人格障害(境界性人格障害)に関する心理教育の内容を紹介する。あわせて、各種精神障害の認知行動療法を行う際のコツにも触れ、受講者の参考にしていただく予定である。
- 推薦文献、参考文献:
- ・ 原田誠一編著:強迫性障害治療ハンドブック.金剛出版、2006年
・ 原田誠一:不安障害に悩むあなたへ.NHK「きょうの健康」2006年8月号(NHK出版)
・ 原田誠一:うつ病ってどんな病気? NPO法人・脳の世紀推進会議編「こころの病・脳の病気」.クバプロ、2006年
・ 原田誠一:正体不明の声-対処するための10のエッセンス.アルタ出版、2002年
・ 原田誠一:統合失調症の治療-理解・援助・予防の新しい視点.金剛出版、2006年
・ 原田誠一:境界性人格障害のうつ状態の治療-うつ状態を悪化させる5つの因子と対策.樋口輝彦・久保木富房・貝谷久宣編「うつ病の亜型分類」.日本評論社、2003年
- 対象
- 認知行動療法に興味をお持ちの方すべて
- 定員
- 50名