第8回 横浜講演会
テーマ「わかっちゃいるけど、やめられない ―強迫性障害―」
日時
平成24年3月10日(土) PM
2:00より (開場PM1:30)
場所
はまぎんホール ヴィアマーレ 入場無料(先着500席)
〒220-8611 横浜市西区みなとみらい3-1-1
http://www.yokohama-viamare.or.jp/access.html
交通
JR京浜東北根岸線・横浜市営地下鉄「桜木町駅」動く歩道利用5分
みなとみらい線 みなとみらい駅下車 「クイーンズスクエア連絡口」
「けやき通り口」より 徒歩7分
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はじめに
現代日本は様々に不安を抱えた社会になってしまいました。内閣府では2年毎に『国民の不安意識調査』を行なっていますが、1992年では48.6%であったものが2008年には70.8%に急増してしまいました。2008年は「消えた年金問題」などがあり、中高年の方々が老後の生活不安を強く持った時代でした。その不安調査でも50代が一番高く、75.4%に達していました。今年になって3.11.の東日本大震災・大津波・福島原発崩壊事故により更に多くの不安が国民にもたらされています。経済では、グローバリゼーションが強まり、TPPが導入される方向になり、益々弱肉強食の強者の社会になり、格差社会が広がり、国民の半数近くが貧困層になりつつあります。ヨーロッパはギリシャを手始めにイタリア、スペインと国家が破綻危機にあり、それは世界恐慌にも繋がりかねない更に大きな不安を与えています。
人は不安に対して防衛機制を働かせ、弱い心を安定化させようとします。その中で歪んだ防衛機制の一つが強迫です。現代日本人の多くが、強迫的心性によって心の安定を保とうとしています。例えば縁起や験をかついだり、儀式行為を繰り返したり、強迫的行為を日々継続したりなどです。この強迫性を理解し、強迫性を良い心的状態に持って行く事で真の心の安定が得られます。そこで、強迫性障害の理解を深める講演会を企画しました。この講演会が病に悩まれる患者さん、またそのご家族や周囲の方にとって対応の一助となると考えています。
平成24年 弥生 吉日
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プログラム
司会:医療法人和楽会 横浜クリニック
石井 華
PM 2:00〜2:10
開会のご挨拶
パニック障害研究センター・医療法人和楽会 理事長
貝谷 久宣
PM 2:10〜2:55
「強迫性障害に悩んだ有名人」
医療法人和楽会 横浜クリニック院長
東洋英和女学院大学人間科学部教授
山田 和夫
PM 2:55〜3:10
癒しの音楽
「Moon River」「黒いオルフェ」
「Fly me to the moon」「夜空のムコウ(SMAP)」
洗足学園音楽大学ジャズ科
コントラバス:山田 和裕Duo
ピアノ:上浪 瑳取香
PM 3:10〜3:20 休憩
PM 3:20〜4:05
「人の中で治す -強迫性障害の集団療法-」
なごやメンタルクリニック 院長
原井 宏明
PM 4:05〜4:45
「強迫性障害の闘病体験談 -実際の患者さん-」
インタビューアー:なごやメンタルクリニック 心理士
岡嶋 美代
PM 4:45〜5:00 質疑応答
共 催:NPO不安・抑うつ臨床研究会.明治製菓株式会社
事務局:医療法人和楽会 横浜クリニック
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