ご案内
この度、こどもの不安症専門外来を開設いたしました。
子どもの不安は性格ではなく、治療できる病気かもしれません。こどもの不安症専門外来では適切な診断と治療によって、多くのお子さんが本来の生活を取り戻せるよう支援します。
どうぞ、ご相談ください。
この不安は性格ではなく、治療できる病気かもしれません
お子さんに以下のような状態が続いていませんか?
・朝になると「学校へ行きたくない」と訴える
・学校へ行こうとすると腹痛や頭痛が起こる
・親と離れられない
・人前で話すことを極端に怖がる
・人混みや教室に入るのをいやがる
・友達とうまく話せず強い緊張を感じる
・「失敗したらどうしよう」といつも心配している
・理由のわからないぐずりが時々出る
・時に爆発する
・「吐き気」をしばしば訴える
・乗り物に乗ると気分が悪くなる
・友人のうわさ話を気にする
・原因不明の頭痛、めまい、疲労感
・将来のことをくよくよ考える
・起こりもしないことを過度の心配する
・何度でも確かめる
・自分なりのルールを作りそれを無理に守ろうとする
・過度なきれい好き
・特定な場面になると話せない
・考え事をして意欲がない
このような状態が続いている場合、それは単なる「性格」や「甘え」ではなく、不安症(不安障害)が背景にある可能性があります。
子どもの不安症は決して珍しい病気ではありません。適切な診断と治療によって本来の生活を取り戻すことができます。
ご家族へのサポートも大切にしています。
子どもの不安症は、ご本人だけでなく、ご家族も大きな不安を抱えます。
「どう接すればよいのだろう」
「学校へ無理に行かせるべきなのだろうか」
「将来は大丈夫なのだろうか」
このような疑問についても、ご家族と一緒に考えながら診療を進めます。
当院の認知行動療法では、SPACE(親が認知行動療法を学び、家庭でのかかわり方を変える)という、 米国の不安症治療で最も進んだ方法の一つを取り入れています。
当院のこどもの不安症診療
こどもの不安症専門外来では、幼児期(年長・就学前)、小学生、中学生、高校生、思春期までのお子さんを対象に診療を行っています。
多角的な治療アプローチ
詳しい問診、心理的背景の評価(心理検査)、心理療法、必要に応じた薬物療法、学校生活への配慮、保護者への支援を組み合わせ、お子さんに最も適した治療を行います。
発達特性との違いを丁寧に診断
発達障害のお子さんでは不安症を合併することが少なくありません。特に対人恐怖の場合は高率に重なっています。
一方で、不安症だけであっても、集中できない・落ち着きがない・集団になじめない
などから発達障害と考えられてしまうこともあります。
重なっていても不安症を治療することにより生活の支障は半減することが多いです。
当院では両者を慎重に評価し、お子さん一人ひとりに適した治療方針をご提案します。
対象となる主な症状・疾患
・分離不安症 / 社交不安症 / 全般不安症 / パニック症 / 強迫症 / 特定の恐怖症
・不登校、起立性調節障害、学校生活のストレスが関与する不安症状
・自傷行為や不安抑うつ発作(ADA)を伴うお悩み
家族支援(ご家族を対象とした治療アプローチ)
当院ではお子さんへの治療だけでなく、保護者の方への支援・プロフラムも行っています。
米国の先進治療「SPACE」を取り入れた親向け心理教育
当院の認知行動療法では、SPACE(親が認知行動療法を学び、家庭でのかかわり方を変える)という、米国の不安症治療で最も進んだ方法の一つを取り入れています。
家族支援で学べること・取り組むこと
・疾患の正しい理解:パニック症、社交不安症、全般不安症、強迫症などのメカニズムの解説
・不安を強めない対応法:心配への共感的な理解と、具体的な接し方・声かけの提案
・回避行動への対応:不登校、登校渋り、食事拒否などの理解と工夫
・望ましい行動の強化:子どもの小さなチャレンジや望ましい行動に注目して増やす
・不測の事態への備え:自傷行為(リストカットなど)や「死にたい」と言われたとき(不安抑うつ発作:ADA)の対応のコツ
「どう接すればよいのだろう」「無理に学校へ行かせるべきか」といった疑問についても、ご家族と一緒に考えながら診療を進めます。一人で抱え込まず、どうぞご相談ください。
担当医・診療案内
医師(精神科)
貝谷 久宣
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メッセージ
私は長年、不安症の診療と研究に携わってきました。
子どもの不安症は、早い時期に適切な支援を受けることで、将来の生活や学業、人間関係に良い影響をもたらすことが期待できます。
「様子を見ていてよいのだろうか」と迷われる段階でも構いません。
どうぞお気軽にご相談ください。 -
場所:赤坂クリニック、横浜クリニック
診療時間はこちら - 対象年齢:就学前のお子さん(幼児)、小学生、中学生、高校生
- プロフィールはこちら
よくある質問
- 薬は飲まなければ治りませんか?
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お子さんの年齢や症状の程度によって治療法は異なります。
認知行動療法などの心理療法が有効な場合もあれば、症状が強い場合には薬物療法を組み合わせることで改善しやすくなることもあります。
お子さん一人ひとりに合わせて治療方法をご提案します。 - 不登校は治りますか?
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不登校の背景に不安症がある場合には、不安への治療によって、再び登校できるようになるお子さんも多くいらっしゃいます。認知行動療法は少しずつチャレンジしながら、自信をつけていく心理療法です。
ただし、不登校の原因は一つではありませんので、お子さんの状況に合わせた支援を行うことが大切です。 - 子どもが学校へ行けないのは不安症ですか?
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不登校の背景にはさまざまな理由があります。その一つとして、不安症が関係していることも少なくありません。
例えば、「人からどう思われているのか気になってしまう」「みんなの前で発表するのが怖い」といった社交不安症や、「学校で急に体調が悪くなったらどうしよう」「教室からすぐに出られないことが不安」といった広場恐怖症・パニック症が背景にあり、登校が難しくなるお子さんもいます。
思春期で友人関係に悩むお子さんは、自傷行為(リストカットなど)をする場合もあります。
まずは、お子さんが何に困っているのかを丁寧に整理することが大切です。 - 親はどのように接したらよいでしょうか?
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まずは、お子さんが感じている不安や苦しさを受け止め、「つらかったね」と安心できる関わりを心がけることが大切です。保護者の方が、不安症の特徴や治療について、理解を深めることもお子さんを支えるうえで大切です。
当院では、お子さんへの治療だけでなく、ご家族へのアドバイスや認知行動療法に基づいた関わり方についてもお伝えしています。