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将棋の話ーその1ー(ケセラセラvol.90)

医療法人和楽会 心療内科・神経科 赤坂クリニック 院長 吉田栄治

 

藤井四段の活躍

中学生棋士、藤井聡太四段のデビューからの活躍はめざましかったですね。「マンガなら(編集者や読者から)こんなのはありえないだろうと怒られるレベル」だとか「映画の“三月のライオン”どころか“シン・ゴジラ”のレベルです」などいろいろ面白いコメントが聞かれました。29で連勝記録が止まり、さすがにここにきて勝つペースが少し落ちてきて、マスコミの騒ぎようも落ち着いてきたようです。9月18日の時点で直近10局の対戦成績は6勝4敗で少し負け込んで来ていますね(ちなみに今期の勝率については30勝6敗で全棋士中第3位です)。最近の4敗のうちの2敗は、菅井竜也七段(現王位)との王将戦予選決勝と、レーティングで現在実力ナンバーワンの豊島将之八段との棋王戦本線での対局でした。さすがにこの二人の実力者には勝てなかったですね。あとの2敗は加古川青流戦での井出隼平四段と、新人王戦での佐々木大地四段との対局で、同じ四段同士の対局でしたから、藤井四段のファンとしては是非とも藤井くんに勝ってもらいたいところでしたが、この若手二人も強かった。さすがプロでした。

タイトルへの挑戦

実を言いますと、ここ数年は私の中で将棋への関心が少し薄れていて、最近の強い棋士のことは、あまり良く知りませんでした。今回の藤井君フィーバーで将棋ブームになり、私の中でも将棋熱が再燃し、自然と他の棋士たちにも注目するようになり、タイトルホルダーやタイトル挑戦者となるような棋士たちというのは、とてつもなく強い人たちだったのだなと再認識しました。藤井四段が連勝街道まっしぐらの時には、巷ではすぐにでもタイトルを取ってしまうのではないかというような期待が高まりましたが、さすがにそうはいきませんね。手強い相手がたくさんいます。藤井四段には今後、屋敷伸之九段のもつ17歳10カ月でのタイトル挑戦、18歳6カ月でのタイトル獲得という最年少記録の更新に挑んでもらいたいものです。また、藤井四段は現在、名人への挑戦者を決める順位戦で一番下のC級2組にいるわけですが、C級1組、B級2組、B級1組、A級へと毎年昇級を目指してもらい、18歳でA級になった加藤一二三棋士(今年引退)の記録に並んでもらいたいものです。しかしこれも実はかなり難しい。大変な猛者たちが控えています。15 歳で史上3人目の中学生棋士になった現在の羽生善治2冠も、A級に昇級できたのは22歳でした。

私の将棋歴

私は小学校4、5年の頃に将棋を覚えたように記憶しているのですが、この頃から中学の頃によく祖父と将棋を指していました。祖父は田舎では結構強く、私はなかなか勝てませんでした。高校、大学のころは、友人とたまに指すくらいだったのですが、研修医になってからは、自衛隊中央病院の医局で、休憩時間に同僚の先生たちとよく将棋を指すようになり、いろいろ定跡の勉強などもしたものです。自分で言うのもなんですが、まあそこそこの腕前だったかなと思うのですが、強い人にはかないませんでした。まあどうでしょう、アマ初段くらいの腕前はあったのかなと思います。実は「将棋世界」という雑誌に昇段コースというのがありまして、30代の頃にしばらくの間、毎月問題を解いて送りまして、アマ三段の認定をいただいたことがあります。これは規定点数に達すれば認定されるものですので、実力的には初段かせいぜい二段くらいかなと思っています。「初・二・三段コース」は、1問100点で全4問、400点満点の問題の解答を毎月送りまして、2000点に達すると三段に認定されるしくみで、最短だと5カ月でアマ三段になれるわけですが、毎月なかなか満点は取れず10カ月くらいかかった覚えがあります。ちなみに勘違いされる人がいるといけませんので書いておきますが、プロ棋士を目指している奨励会6級の子たちは最初からアマ4、5段のレベルがあるようです。

 

ここからが本題のはずが…

実は、前々から将棋ネタでちょっと役に立ちそうなことを一口コラムに書いてみたいなと思っていまして、今回、藤井四段の活躍もあって、これを機にと思ったのですが、何やら前置きだけで紙面が足りなくなってきてしまいました。ちょっと私の読みが浅かったようです。というわけで、本題については次回ということにしたいと思います。将棋の話を始めると止まらなくなってしまうところがあり、家内からも「藤井くん、藤井くんって、ちょっとうるさいよ!」と言われてしまっています。今回の一口コラムは、完全に私の趣味の話になってしまい、どうもすみませんでした。次回の本題では、ヒフミンアイ、悪手を指した時、一手の違い、というような話題で書く予定でいますので、多少は皆さんの役に立つ内容になればと思っています。

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