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感動するということ(ケセラセラvol.93)

医療法人和楽会 心療内科・神経科 赤坂クリニック 院長 吉田 栄治

 

藤井七段の活躍

将棋の話は、そろそろ終わりにしておこうと思っていたのですが、将棋の藤井君(君なんて呼んでいいのかなあと思いつつ・・・)は、あっという間に七段になってしまいました。まだ高校1年生です。まだ15歳です(もうすぐ16歳になりますが)。こうなりますと、またまた書かずにはいられなくなってしまいました。
今年5月に藤井六段は竜王戦の予選である5組ランキング戦の準決勝で勝利し、来年度の4組昇級を決め、昨年の竜王戦6組から5組への昇級に引き続いて2年連続の昇級となりましたので、規定により七段への昇段が決まりました。もちろん史上最年少での七段です。その後の竜王戦5組決勝でも見事な勝ちを収めて(コンピューターの読み筋を上回ったと話題になりました)決勝トーナメントへの出場も2年連続で決めました。


竜王戦の決勝トーナメントでは1組~6組の優勝者らによるトーナメントが行われます。藤井七段が、このトーナメントを勝ち上がって、もし挑戦者に決まったりすると、史上最年少でのタイトル挑戦(屋敷九段の持つ17 歳10ヵ月の記録を大幅に上回ることになります)となり、羽生竜王との七番勝負ということになります。そんなことになったらまたまたすごい藤井君フィーバーが起きそうです。
そんなことを思っていましたら、藤井七段は先日、第66期王座戦本戦でバリバリのA級棋士である深浦九段を破ってベスト4に名乗りを上げてしまいました。あと二人倒すと中村太地王座へのタイトル挑戦が決まります。こちらの方で先に最年少タイトル挑戦の記録更新がなされそうな勢いです。

 

どうしてこんなにワクワクするのか

こんなことを想像してワクワクしているのですが、ふと考えてみた時に、藤井君の活躍は本来自分の生活とは全く関係のないことで、どうしてこんなにワクワクしているのだろうと一瞬、妙な気分になりました。藤井君が勝っても負けても、私の毎日の生活には何の影響もないわけです。ところがちょっと考えてみればわかることですが、人というのは「凄い!」と感じることを見てみたいという欲求があるんですね。日本中が盛り上がった昨年の藤井君フィーバーも、14歳でプロデビューした中学生棋士が破竹の連勝をしている、とんでもない記録を作ろうとしているということで、日本中で「スゴイ!」ということになり、普段は将棋に興味なかった人たちも巻き込んで大騒ぎになったのでした。
スポーツにしろ、芸術にしろ、壮大な景色にしろ、脳というものは本来「凄い!」と思える感動を求めるんでしょうね。

 

ワールドカップロシア大会

サッカーのワールドカップも始まりました。日本は初戦のコロンビア戦、勝ちましたね。3 -0くらいで負けてしまうのかなあと思っていましたが、試合開始早々PKを得て、まさかの展開で勝ってしまいました。めちゃくちゃ感動しました。グループリーグを突破できるかどうかはまだわかりませんが、とにかくとにかく日本代表には頑張ってほしいです(このケセラセラが出るころには結果も出ていますね)。

普段はそれ程サッカーに興味があるわけではないのですが、4年に一度のワールドカップだけは興奮します。他の国の試合もなんとなく眺めているだけで、熱く熱く応援する人々の熱気が伝わってきて、ゴールが決まった瞬間は「おー!」と思わず、声が出てしまいます。

 

元気のない時

ところで、気分が落ち込んでしまっている時や、不安でしょうがない時などは、まわりに対する興味や関心が持てず、感動するという気持ちも全くわいてこないということがあるかもしれません。そんな時も今であったら、ちょっとワールドカップのサッカーの試合をBGM的にテレビで流しておいてみるというのも良いかもしれません。興味がなくてもボーと眺めているだけで、応援している人々の熱気が少し伝わってくると思います。「この人達、こんなに熱狂的に応援してて、面白いなあ」と思えるかもしれません。そして芸術的なシュートが決まった瞬間には、どんなに元気がなくても思わず「おっ!」と声が出てしまうと思います。
先日のブラジル対コスタリカ戦は、見入ってしまいました。ブラジルの猛攻に対して奮闘するコスタリカを思わず応援していました。そして、このまま0 -0で終わりそうかなと思っていたのですが、最後の最後にブラジルのゴールが決まってしまい、その瞬間には「あああああ」と声が出てしまいました。
日本代表が負けてしまったら、がっくりと落ち込んでしまうかもしれませんが、その時は、選手たちの健闘をたたえて「感動をありがとう」と言えたらいいなと思っています。

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