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過敏性腸症候群(IBS)について

過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)とは、代表的な機能性腸障害で、少なくとも3ヶ月にわたって、以下のような症状が慢性的に起こる障害です。

1.腹痛あるいは腹部不快感があり、排便により軽くなり、排便の回数や便の変化がみられる

2.次の2つ以上の症状があり、少なくとも1つはある期間の4分の1起こる。
 1)排便回数の変化
 2)便性状の異常(ウサギの糞のような便、軟便、水のような便)
 3)便排出異常(便意切迫、残便感)
 4)粘液(便)の排出
 5)腹部膨満感
内科的な疾患はみられないのに上記のような症状が起こり、日常生活に支障が生じます。

IBSになる原因はわかっていませんが、「脳腸相関」という考え方が、過敏性腸症候群の症状の発現・維持において重要とされています。
腸は多くの神経経路や化学伝達物質を脳と共有していて、「小さな脳」とも言われます。腸管神経系は、脳の入力に反応するので、ストレス下では脳が腸管神経の受容体の感度を高めるように指示します。
これが脳腸相関であり、すなわち、ストレス下では過敏性腸症候群の症状が悪化するということです。

実際に、過敏性腸症候群の方が抑うつや不安を抱えている場合に、腸の症状が悪化するということも研究で示されています。
当クリニックの患者さんについては、パニック障害の患者さんの約半数の方が、IBSを併存しています。そのうち、1/3がパニック障害に先立ってIBSが発症し、1/3はほぼ同時、残りはパニック障害の後に発症しているようです。また、他の不安症の患者さんでもIBSを併存している方が多く、不安症の一つの症状と言えなくもない状態です。

 

過敏性腸症候群の対応として、まずは食生活や生活習慣の改善を行った上で、ストレス等が要因と考えられる場合には服薬認知行動療法がおこなわれます。

認知行動療法では、「治療する」というよりも「症状を悪化させるストレスを明らかにすること、その対処法を学ぶこと」を重視しており、例えば、以下のような内容に取り組みます。

-認知行動療法とはどのようなものか学ぶ
-過敏性腸症候群の特徴を学ぶ(脳腸相関、悪化させる生活習慣・食習慣・環境条件等)
-自分の症状がどのような時に発生・悪化・軽快するかを知る(セルフモニタリング)
-ストレスについて知る
-痛みのマネジメント(注意トレーニング)
-リラクセーショントレーニング
-アサーショントレーニング(さわやかな自己表現を身につける)
-考え方の癖を知り、新しい考え方を加えてみる
-回避行動を知り、徐々に減らしていく

以上のようなことを基本としながら、患者さんの状態に応じてセッションが進んでいきます。

 

過敏性腸症候群は生活機能への影響が大きく、辛いものです。症状とうまく付き合い、改善を図るお手伝いができますと幸いです。
お困りの方は、ぜひご相談にいらしてください。
認知行動療法(CBT)のご案内

 

参考:
菅谷・鈴木・藤井(2011)過敏性腸症候群の認知行動療法 脳腸相関の視点から.星和書店
和楽会HP 主な病気の説明-過敏性腸症候群
https://www.fuanclinic.com/byouki/gainer.htm

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-079.html

 

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