梅雨時期の過ごし方 ~睡眠からみたセルフケア~
梅雨時期は天気が不安定な日が多く、気分もどんよりしてしまいますよね。
身体や心をリフレッシュするためには自律神経を整えること、睡眠をしっかりとることが大切です。
人は2つの睡眠時計を持っているのをご存じでしょうか。 1つは脳にある「親時計」、もう1つは臓器にある「子時計」です。どちらもぴったり24時間に動いているわけではなく、2つの時計が別々に動いてしまうと眠りが不安定になってしまうため、調整する必要があります。 具体的にどのように調整すればよいのでしょうか?
① 親時計の調整
外の光を「目」から体内に取り込むことが重要です。 目から入ってきた光の強さと量で、親時計は朝や夜などを判断しています。起きてから2時間くらいの間に、太陽の光を30分ほど「目」から取り込まれると、目覚めも良くなり、夜も決まった時間に眠気が来やすくなります(※直接太陽を見る必要はなく、視野に捉えていれば大丈夫です!)。
夕方以降は家の明かりを暖色系の間接照明に切り替えることもオススメです。
➁ 子時計の調整
食事の取り方が重要です。子時計は、長い絶食時間の後の食事を「朝」ご飯と認識します。つまり、昼食を抜いて夕食までに10時間以上の絶食時間が出来てしまうと、子時計は「夕食」なのに、「朝」だと誤作動してしまうのです。スッキリと体や頭を起こすためには3食規則正しく食べ、絶食後の朝ご飯はガツンとお腹に溜まるものを食べるといいでしょう。
分かってはいるもののなかなか習慣化出来ない・・という方は多いのではないでしょうか。
梅雨時期は低気圧によって身体の不調が起こりやすくなります。睡眠に加え、湯船にゆっくり浸かるなど、今までより少し、自分をいたわることを意識してみませんか?
参考:1時間多く眠る!睡眠負債解消法 ~日中の眠気は身体のSOS、能力を半減させている!~ 岡島義 さくら舎