「すっかり秋ですね~」の良い返し(コミュニケーションスキルとは)
「すっかり秋ですね~」
皆さんは、こんな風に話しかけられた時、どんなことが思い浮かびますか?
秋といえば、、、
秋の味覚がおいしい食欲の秋?
秋の夜長で読書の秋?
運動会やマラソンのスポーツの秋?
そして近ごろは、いろいろなパン屋さんやカフェでもハロウィンで盛り上がっていますね
・・・ところで、先ほどの質問に戻りますが、
「秋だね~」と言われたとき、
相手との心地の良い会話、やり取り(コミュニケーション)を目指そうとすると、
つい相手の求めている回答を探してしまいますが、
“上手な返答“、“うまい返し“を考えすぎると、
なんといったら良いのか言葉が出てこなくなってしまうことありませんか?
コミュニケーションスキルには大事な要素があります
まず、「相手のことを知る」こと。
相手の発言に対して、傾聴を基本に「確認」「質問」で行き違いを防ぎます。
そして「自分の思いを伝える」こと。
自分の思いを伝えるためには、Iメッセージを使います。
「私は〇〇と思う」「私は✕✕と感じる」という風に、自分を主語にすることで、自分の考えや気持ちを素直に丁寧に相手に伝えるわけです。
例えば「秋ですね~」と言われたとき
どんな返答をすればいいのか、何を言えば、場に適した回答になるのか、
相手は何を期待しているのか と考えるよりも
「秋はお好きですか?」「秋と言えば、どんなことを思い浮かべますか?」と尋ね、
Iメッセージで「私は秋の味覚が好きで、先日は期間限定モンブランを食べたときにすごくうれしかったです」 などなど、いかがでしょうか
秋に持つイメージも人それぞれであるように、何に対しても、思いや考え方は、千差万別ですよね。
コミュニケーションスキルは、社交辞令のような気のきいたセリフを言うことよりも、
私と相手は基本的に「異なる考え方を持つ」ことを前提に、
自分も相手も尊重しながら、適切に自己表現をすることを目指します。
ウェルビーイングプログラムのコミュニケーションスキルのセッションでは、
「アサーティブ(自己表現)トレーニング」を通じて、素直に、適切に自分を表現していく方法を皆さんで一緒に学んでいます。
ぜひご興味があれば、ご参加くださいね!
参考文献:アサーティブトレーニングBOOK―I‘mOK,You’re OK な人間関係のために(2009)新水社