ストレスとの上手な付き合いかた
こんにちは。非常事態宣言が解除され、1ヶ月ほど経ちましたね。
「新しい生活様式」が求められているいま、「これまで普通にできていたことができない」、「これまでやらなくてよかったことをしなくてはならない」といったことを思うことも増えたのではないでしょうか。また、暑い気候が続く中でのマスク着用等、これまでの夏とは違った過ごし方をしているように思います。
こうした、“いつもと違う”ことをしていると、人間は自然とストレスがたまってくるものです。いつもなら気にならないことを何か気にしてしまう、いつもより疲れやすくなった、など感じている方がいらっしゃったら、ストレスをため込んでいるかもしれません。
では、そもそもストレスとは何なのでしょうか。
生活していると良く聞くワードである“ストレス”とは、実はネガティブなものではありません。生きているうえでは、適度なストレスは緊張感を与えてくれるので、必要なものなのです。なので、ストレスを0にすることはできませんし、メリットもありません。
とはいえ、あくまで必要なのは“適度”なストレスです。過度なストレスは望ましくありません。過度から適度にするためには、ストレスをため込む前に対処すること(ストレスコーピング)が大切です。
そのために、まずは自分にとっての「あ、ストレスが溜まってきたかも?」というストレス黄色信号を見つけることが重要です。例えば、肩がこってくる、頭が痛くなる、気持ちが昨日よりざわざわしやすい…などなど。その黄色信号を見つけられたら、さっそくコーピングを実践してみます。
コーピングは人によってさまざまですが、コーピングを増やすためにおすすめの方法は、「100個のコーピングリストを作る」ことです。とにかく数を挙げてみることが大事です。「おいしいものを食べる」ではなく「〇〇というお店の△△を食べる」、「相談する」ではなく「☆☆のことは◇◇さんに相談する」のように、細かく具体的に書いていきましょう。いざ実践、となったときに、具体的な方が行動にうつしやすいのです。日常的なささいな気晴らしや、「■■への旅行計画を妄想する」といった、行動に移さない想像する系のコーピングもおすすめです。
黄色信号を見つけたら、リストに書いたものを一つずつ試してみる。これを繰り返していくと、だんだんと上手にストレスと付き合っていくことができていきます。ただし、時には直接問題を解決するためのコーピングも必要です。時と場合によって、使い分けて下さいね。
ストレスと上手に付き合っていきながら、この夏も一緒に乗り越えていきましょう。