社交不安症について
社交不安症(社交不安障害)とは、人との交流や人前での発表などの社会的場面で強い恐怖や不安を感じて,そういった場面をできるだけ回避する不安症の一つです。
強い不安を感じながらも耐えて、なんとか生活している方もいらっしゃいます。
「対人恐怖」という言葉で耳にしたこともあるかもしれません。
電話を取るのが怖い、人の視線が怖いといった精神症状のほか、身体の震え、顔が赤くなるなどの身体症状があります。さらに、身体症状が出てしまうのを恐れる精神症状によって、いっそう人前に出づらくなってしまう…などといった症状が見られます。
なお、ご自身が社交不安症に当てはまる可能性があるかは、ここから簡単なセルフチェックが行えますので、ぜひチェックしてみてください。
https://fuanclinic.com/selfcheck_sad/
※あくまで簡易的なセルフチェックであり、これにより診断ができるものではありません。
社交不安症の方々は、ご自身のことを「内気な性格」「努力が足りていない」と考えがちです。
また、身近な人に相談したところ「気のせい」「誰にでもある」と言われてしまい、ふたたび自分を責めてしまう状況に陥ってしまう方が多いです。
確かに、一般の人が感じる不安と、社交不安症の方が感じる不安には連続性があります。
しかし、程度が違うのです。
一般の人も大勢の人前での発表では緊張するものですが、そのために仕事を辞めたりはしません。発表が不安で仕方なくて、何日もかけて徹底的に準備をすることもありません。
社交不安症は、発症の時期が他の不安症と比較しても早いことから、「自分はこういう性格なのだ」と結論づけてしまう傾向が見られますが、社交不安症は治療可能な病気です。
治療の方法としては、服薬と認知行動療法等が有効とされています。
赤坂クリニックでは、社交不安症に対する集団認知行動療法も実施されており、これまでも多くの患者さんが症状への対処法を学んでいらっしゃいます。
社交不安症の患者さんにとって、診療の場に訪れること自体も大きな不安とストレスの場になるかと思いますが、ぜひ勇気を出して、一度ご相談にいらしてみませんか。
※当院での認知行動療法をご検討される場合、まずは診察にて主治医の許可を得てからの導入になります。
診察は、お電話でもWebでもご予約いただけます。
社交不安症の詳しい説明は、こちらから詳しい情報をご確認いただけます。
https://fuanclinic.com/med_content/sad/
認知行動療法については、こちら
https://fuanclinic.com/treatment/cbt/
服薬については、こちら
https://fuanclinic.com/treatment/okusuri/