雷恐怖のVR(ヴァーチャルリアリティ)治療について
■ 雷恐怖症とは
「雷が怖い」という方は少なくありませんが、雷への強い不安感・緊張感のあまり、雷に関する場面を避けるようになり、対人関係や仕事といった社会生活に支障が出てしまう場合、「雷恐怖症」の可能性が考えられます。
「雷恐怖症」とは、特定の恐怖症の一種であり、治療・心理的アプローチが可能であるとご存知でしょうか?
■ 恐怖の対象
一言で雷への不安・恐怖と言っても、人によってその恐怖の対象は異なります。
例)
・雷の光が怖い
・大きな音が苦手
・曇り空になった時点で不安が掻き立てられる etc.
あなたにも当てはまるものはありませんか?
■ 回避行動・安全行動
その恐怖から、以下のような回避行動、安全行動を取るようになり、活動範囲が狭くなっていってしまいます。
例)
・雷警報が出た日は外出しない
・雷の影響が小さい、地下の職場でしか働けない
・雨雲レーダーをずっと見ていて、時間が取られる etc
■ 治療法 ~認知行動療法とVRトレーニング~
雷恐怖に対して、和楽会の各クリニックでは認知行動療法を行っています。恐怖症の成り立ちについて学んだ上で、身体を緩めて不安を減らす「リラクセーション法」や考え方の調整、曝露療法(エクスポージャー)を行います。
また、赤坂クリニック・なごやメンタルクリニックでは、VR(ヴァーチャルリアリティ)装置を用いた治療を行っております。
(苦手克服VRトレーニングシステム「NaReRu」画像の例:㈱魔法アプリサイトより)
当院のVRを用いた曝露療法の紹介ページ:
https://magiappltd.wixsite.com/warakukai-fuanclinic
自然現象のため、なかなか適切なレベルでの曝露療法が難しい雷恐怖ですが、VRを用いることによってご本人にとって適切な強度での治療が可能となります。
雷恐怖症でお困りの方は、ぜひ一度、ご相談にいらしてください。