
マインドフルネス認知療法(MBCT)
マインドフルネス認知療法(MBCT)とは英国オックスフォード大学で開発されたうつ症状の改善と再発予防を目的としたプログラムです。現在では研究が進み、うつ病以外にも適応が広がり不安症なども対象になっています。
MBCTはオリエンテーションも含めて9セッションかけて瞑想やさまざまなワークを体験しながらうつに陥る時の悪循環を分析しうつ状態に陥らないための方法を身につけます。
赤坂クリニックでは春と秋にMBCTを開催しています。現在は9月からのグループが実施中です。週1回クリニックに通いグループで学んでいきます。
憂うつな気分や不安・心配が持続する原因として、反すう思考が影響するといわれています。反すう思考とはグルグル考えてしまって考えることから抜け出せなくなることです。もともと反すうというのは草食動物(例えば牛など)が食べ物を摂取したときに、消化のため口と胃を食べ物を何度も行き来させて消化していく過程のことを言います。このグルグルが考え事でも生じているということです。反すう思考が止まらないとずっと憂うつや不安が持続してしまうのです。そのためこの反すう思考を止めることはとても重要なことです。MBCTではマインドフルネスや認知療法のスキルを用いて反すう思考を止めるための方法を学びます。
ぜひ、興味のある方はMBCTに参加してみてください。