不眠症の対処
眠れない、寝てもすぐに目が覚める、早朝に覚醒してしまう・・こういった「眠り」に関する困りごとは、毎日のことであるため、ご本人にとって大きなストレスとなります。
睡眠の問題の背景には、例えば睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなどといった内科的な疾患が隠れていることもあるため、まずはそういった疾患がないことを確認することが必要です。
一方で、特段の疾患はない、あるいは疾患による症状以上に睡眠の問題が苦痛になっている場合には、カウンセリングで問題を解決するお手伝いが出来ることもあります。
まずは簡易チェックを実施してみましょう。いくつあてはまりますか?
□今の睡眠に満足していない
□なかなか寝付けない
□眠れないのではないかと心配になる
□ちょっとした物音で起きてしまう
□いつもと違う環境だと眠れない
□夜中に起きてしまうことがある
□夜中に起きてしまうと、その後、眠れなくなる
□朝起きたとき、疲れがとれていない
□十分な睡眠時間がとれていないと感じる
□夜眠れないので、昼間、不調である
チェックが3~4個で不眠症予備軍、5個以上で不眠症の可能性があります。
睡眠の問題は、睡眠環境を整えることや生活習慣の見直し、「眠りに関する心配」との付き合い方を学ぶことなどによって改善が望めます。
カウンセリングでは、まず、ご自身の睡眠状況を確認することや睡眠に関する基本的知識を得ることから始めます。
お困りの方は、ぜひご相談にいらしてください。
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参考:
貝谷久宣・福井至(監修)鈴木孝信(編著)(2012). ぐっすり眠れるドクターレッスンノート 講談社