スキーマモード・セラピー
火曜日と水曜日にカウンセリングを担当する鈴木孝信です。
駅までの道を歩いていると、小さな鯉のぼりが軒先に飾られているのを見ました。「ああ、子どもの日かぁ」と思い、ふと自分の子ども時代が頭をよぎりました。「そういえば、家でも鯉のぼり飾ってたな。黒と青と赤と…。あの時は…」。
子ども時代の経験はどんなものでもいつまでも忘れないものです。記憶を思い出すだけではなく、子ども時代の経験は、今ある僕たちの基盤となります。仮に、その経験が、子どもとしては喜ばしくないものの連続だとしたら、それが原因となって大人になっても辛い思いをすることも否めません。
そんなテーマについての良本がこの5月に発売されます。2011年秋に来日された韓国のチェ・ヨンフィ先生の講演を翻訳し、まとめたもの「スキーマモード・セラピー」です。講演の内容を本にしたというだけあり、とても分かりやすい表現で、専門家でなくても、子ども時代と今をつなげる大切な教訓を学べる本に仕上がっています。
『スキーマモード・セラピー』
監修 福井 至
翻訳 鈴木 孝信 含む
金剛出版 定価2940円