広場恐怖症の集団認知行動療法（広場恐怖症セミナー）
広場恐怖症は、パニック発作がまた起きるのではという予期不安が原因で、以前発作を起こした場所や逃げられない場所、すぐ助けが求められない状況を恐れ、その場面や状況を避けてしまう症状です。
具体的な場面には、公共交通機関（電車、新幹線、飛行機）、高速道路、エレベーター、映画館、美容院、人混みなどが挙げられます。
治療には、患者さん自身が主体となり、自分の行動を変えていくことが大切です。そのためには、まずは自分の症状を知ることが必要です。
そして、不安場面での行動や考え方などの対処法を学び、自分に合う課題を決めて、「不安に慣れる」ための練習をしていきます。十分な時間と回数の不安を経験すれば、不安場面でも段々と動じなくなっていきます。
お薬での治療のみの場合よりも、お薬と認知行動療法を併用した場合の方が、広場恐怖症が改善しやすく将来の再発も少ないことが分かっています。
赤坂クリニックでは、広場恐怖症でお困りの方を対象に、集団認知行動療法（セミナー）を開催しております。
【日時】全4回 土曜 15時～17時
【人数】2～4名程度
【内容】
第1回 広場恐怖の仕組みや認知行動療法を学ぶ
第2回 不安・恐怖への対処方法を学ぶ
第3回 電車に乗る体験をする
第4回 1人で電車に乗る体験をする・全体のまとめ（※4回目は3回目から約1か月後）
広場恐怖症の方の中には、公共交通機関に乗れずにお困りの方が多いです。セミナー後半では「電車」という場面を取り上げ、不安場面に慣れる練習を行います。
不安な方もいらっしゃると思いますが、他のメンバーの方や心理士も一緒に電車に乗りますので、1人ではなかなか練習出来ない方には特にお勧めです。
また、同じ症状でお困りの他の方のお話を聞くことが出来る、貴重な機会になると思います。
もちろん、お困りの場面が電車以外の場合でも、セミナーにはご参加いただけます。あくまでも「方法論」を学んでいただくことを目的としています。
終始フリートークという訳ではないので、お話が苦手な方でも心配はございません。ぜひお気軽にご参加ください。
広場恐怖症や認知行動療法について一緒に学び、自分に合う対処法を見つけていきましょう。
そして、広場恐怖症克服の先にある目標に向かって、取り組んでいきましょう！
ご興味のある方は、まずは主治医の先生にご相談ください。