鬼はそと!福はうち!
2月3日は「節分」ですね。節分は日本の伝統的な行事の一つで、その方法や掛け声には、地域によって多少の違いがあるそうですが、節分の豆まきと言えばやはり「鬼は外!福は内!」の掛け声ではないでしょうか。
災いを表す鬼は外に追い出して、福の神を内に呼び込むという願いが込められていると言います。
話は変わりますが、
挨拶をしたとき、その相手から何もリアクションがなかったらどんな風に考えますか?
「何か悪いことしたかな?」「きっと私のことが嫌いなんだ」と思ってしまったり、「なんだ!無視するなんてひどい!」と腹を立てたり・・・
こころに余裕がなかったり、エネルギーが低下しているとついつい前者のように
“私”のせいかもしれない、と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
うつや不安気分が強い時、人は自己否定的な考え方に陥りやすいものです。
そんなとき、少し考え方の向きを変えてみて
「忙しかったのかもしれないな」「気づかなかったのかもしれない」など
「たまたま不運な出来事であった」と、外側に放り投げてみましょう。
次に、何かを達成したときにはどうでしょうか?
「たまたま、ラッキーだっただけ」「これだけ時間をかけたのだから達成して当然だ」と思いすぎてしまうのはもったいないですよね。
ラッキーなこと、嬉しかったことは「きっとあの努力が実ったんだ」「私の頑張りが認められたのかもしれない」と、内側に向けてみましょう。
元気が出ないとき、ちょっとお疲れモードな時は
不安や落ち込み気分をもたらす考えは外に放り投げて、
ちょっとした嬉しい出来事は自分の手元に呼び込みましょう。
鬼はそと!福はうち! ですね。
(参考)
図解 認知のゆがみを直せば心がラクになる
監修:福井至(東京家政大学大学教授)貝谷久宣(赤坂クリニック・なごやメンタルクリニック理事長)