第5回マインドフルネス・リトリート2016 in蓼科 アンケート結果報告と体験記(1)
2016年8月26日(金)~28日(日)、「第5回マインドフルネス・リトリート2016 in蓼科」を2泊3日で開催しました。
不安定な天候ではありましたが、8名の方にご参加いただき、集中してマインドフルネスな3日間を過ごしました。
体験記と、アンケート調査にご協力いただきました皆様の結果をまとめましたので、報告します。
詳しくはこちら→ 第5回マインドフルネス・リトリート2016 in蓼科 アンケート結果報告
◆◇◆ 参加者の方の体験記 ◆◇◆
感動の蓼科リトリート
私はうつの治療中です。47歳の男性会社員で、現在休職しています。治療の過程でマインドフルネスと出会い、今回2泊3日のリトリートに参加しました。今、うつになってよかったと思っています。うつにならなければ、こんな素晴らしい体験はできませんでした。
診察日以外は毎日、赤坂クリニックのマインドフルネスに通っていますが、日々取り組んでいても、ヨガも瞑想もなかなかうまくいきません。充実感がとぼしいときもあります。ただ、今の私にはどうしても必要なもののような気がして、黙々と通っています。
そんな中、夏のリトリートのお知らせを受けました。2泊3日でマインドフルネスの世界が満喫できる! 悪いものであるはずがない! 即、申し込みたかったのですが、ためらいがありました。知らない人と2泊3日一緒に過ごせるのか。気をつかいすぎて、疲れないか。坐禅瞑想を一日に何回もできるのか。坐禅がとても長かったらどうしようか。途中で具合が悪くならないか。
すべて杞憂でした。
人見知りが強く、すぐに緊張するタイプなので、シェアリングで気の利いたことは言えません。食事のときなども、面白い会話ができません。全般的に静かに行動していました。しかし、それでよかったのです。リトリートなのですから。もともと自分と向き合う時間です。
しかも、一緒に参加した仲間もスタッフの先生も素敵な方ばかり。どなたにもよくしていただき、緊張しつつも、心地よい時間を過ごせました。
また、ヨガや瞑想も大自然の中で行うと、普段と感覚が違います。屋外はもちろん、室内でさえ、鳥のさえずりや虫の鳴き声が聞こえ、自然を強く感じました。気持ちがよく、座禅も苦になりません。
集団行動が本当に苦手な方もいらっしゃいますし、スケジュールや経済的な事情も人によって違います。でも状況さえ許せば、普段のマインドフルネスで何らか手応えを感じている方は、このプログラムを存分に楽しめると思います。夏の泊りがけのリトリートでは、ダイナミックで真心にあふれた時間に包まれることができます。
イタリア好きのN